ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 八百万の死にざま

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ハヤカワ・ミステリ文庫
八百万の死にざま

  • 著者名:ローレンス・ブロック【著】/田口俊樹【訳】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 早川書房(2013/09発売)
  • 3連休は読書を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/23)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150774516

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内容説明

足を洗った直後に惨殺されたコールガールのキム。アル中探偵スカダーはヒモのチャンスが殺したと確信したが、彼には確固たるアリバイがあった……感傷と虚無の街ニューヨークを舞台に、スカダーの執念の捜査を描く哀感漂うハードボイルド。アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

96
アル中探偵マット・スカダーのミステリ。文体のテンポがよく、疲れていても安心して 読める。ただ、謎解きの楽しみは 全くないが…キムというコールガールが殺されたその背景なども、もっとふくらませた方がおもしろかっただろうに、とも思う。

ネギっ子gen

81
八百万の人間が住む無関心都市ニューヨーク。その町で、キムというコールガールが殺された。容疑のかかるヒモの男から真犯人捜しを依頼されたのが、“アル中探偵”マット・スカダ―。元刑事だが、「アル中になる人間は心が優しい」という説を裏付けるように、スカダ―がニューヨーク市警刑事だった頃、強盗犯人を狙い撃った弾丸が跳飛弾となって、八歳の少女を即死させたことを悔やみ、警察を辞めてアルコール依存の道を歩んできている。本作は、米国私立探偵大賞の受賞作。30年ぶりかの再読で、推理小説というよりスカダ―の足取りをメーンに。⇒2020/10/09

セウテス

77
スカダーシリーズ第5弾。売春で生計を立てている女性から、仕事を辞めたいのでグループを仕切っている男チャンスとの間に入ってほしいと依頼がくる。チャンスに会ってみると、辞めるのは自由だと言うのだが、数日後依頼の女性は殺されてしまう。チャンスを疑うスカダーではあったが、そんな時チャンスから犯人を捜して欲しいと依頼される。タイトルの八百万とは、当時のニューヨークの人口の事であり、街の社会的問題を描きながらも、田舎から夢を抱いて来る人たちの歓びと悲哀を感じずにはいられない。ハードボイルドながら、シットリとしている。2017/09/29

ずっきん

55
アル中から抜け出そうとする探偵マット・スカダー。ハードボイルドなのかな?硬質な筆致で綴られる30年前のNYの危うさと魅力、そこで生きる人々の息づかいや匂いまで感じる描写や会話に引き込まれる。登場人物がスカダー、チャンスを筆頭に皆魅力溢れまくり。そしてスカダーの最後の台詞と一行を読むために496ページがあるといっても過言じゃない。映画化でジェフ・ブリッジスとリーアム・ニーソンが演じたということはスカダーはアイリッシュですか?元NYPDでアル中のアイリッシュ?ツボど真ん中!続投決定です。2018/05/03

つねじろう

54
マンハッタンの安ホテルそれがマットの住処。元腕っこきの警官で自分が放った流れ弾で少女を死なせた過去を持つアル中。もちろん家庭も崩壊。お酒と生活の為のもぐりの探偵。ね〜背負ってるよね〜。そこへ訪ねてくるブロンドで脚の長いセクシーボイスの別嬪キム。彼女は言うヒモと切れたいと。ほらほら気分出て来たでしょ?でまたこのヒモのチャンスが格好良いのよ。登場人物一人一人の造形に手抜きがなくニューヨークの街並みと共にしっかり映像として飛び込んで来る。ミステリアスさは無いけれど最後のマットの姿に泣くよ。完成度の高い一品です。2017/02/23

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