内容説明
エリア・カザン、ジョン・ヒューストン、ウイリアム・ワイラー、ビリー・ワイルダーなど、十三人の第一級アメリカ映画監督をとりあげ、それぞれの作品に即したかたちで、映画のつくりかたの秘密を探り出す、シネマディクトJの面目躍如としたアメリカ映画論。沢山のアメリカ映画の作り手からJ・J氏は何を学んだのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Saku
16
1950年代から1960年代にかけてのアメリカ映画評。この頃のアメリカ映画なら多少は知っている物もある。『白鯨』のシナリオをレイ・ブラッドベリが書いていたのを初めて知った。『博士の異常な愛情』とか『2001年宇宙の旅』とか当たってきたキューブリック(クブリック表記)のエピソードも面白かった。そういえば『ロリータ』とか撮ってたね。 2023/05/01
Gen Kato
5
ワイラーもマンキウィッツもワイルダーもヒッチコックも、公開時にこれだけの見識を持った評価をしていたんだなあ。戯曲の映画化に関しては、舞台版との比較もきっちりしてくれています。さらに解説が池波正太郎という豪華さ。読む贅沢を味わえる一冊。2017/05/09
ゆりっぺ
0
2000年5月21日