内容説明
四十九歳になって、突如モダン・ジャズにとりつかれた植草さん。六〇〇時間もレコードを聴き、またたくまにジャズをマスターしてしまった。レコードの買い方からジャズ喫茶での勉強のしかたまで、もっとも人間的な芸術のよろこびを、ここにお披露目する。
目次
1 モダン・ジャズへの誘い(モダン・ジャズにシビれるとき;モダン・ジャズを聴いた六〇〇時間;レコードを買いだしたころの話をもう一度 ほか)
2 ブルースからバップへ(ジャズの歴史を覗いてみると;反逆者としてのジャズメン;ブルースの根の強さ ほか)
3 ジャズはどんどん新しくなってゆく(モダン・ジャズの方向をたずねて;モダン・ジャズの自由と破壊;ドラムの積極性と冒険性について ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Saku
3
植草甚一にジャズを習う。ジャズに発展する前のブルースから語ってくれるのがいい。2014/07/05
nomunomuda
1
何十年振りに再読。甚一ワールド変わらず。2023/08/27
あっちゃんのパパ
1
評価=4:2018/07/17
キムラキムコ
0
ジャズ初心者目線になって、やさしく語りかけるような“甚一節”が冴える!ジャズの本というと、マニア向けの小難しい文章を想像してしまうけど、懇切丁寧に味わい方を伝授してくれる解説がチャーミング。ご本人がジワジワ初心者からマニアになっていく過程も素直にさらけ出していて、随所に著者の人柄がにじみ出てます。他のエッセイも振り返ってみよう。2015/09/14
ゆりっぺ
0
1999年8月12日