内容説明
ハワード・ホークスの「赤い河」、ジョン・フォードの「リオ・グランデの砦」…一九五二年のハリウッドはスターの王国だった。監督、俳優、脚本家にプロデューサー、大勢の人々が織りなす、映画の都の古き夢、新しい姿を豊富なエピソードで綴る。一九五六年に出版された植草甚一・幻の著作『外国の映画界』も一挙収録。
目次
1 これがハリウッドだ(これがハリウッドだ;ハリウッド揺籃時代;プロデューサーって苦労するなあ ほか)
2 ハリウッドの人びと(セシル・B デミルの伝説;エルンスト・ルビッチを偲んで;キャプラ雑談 ほか)
3 『外国の映画界』(マルセル・カルネの立場からみたフランス映画界;シネマスコープで立ち直ったアメリカ映画界;ベン・ヘクトの「或る世紀児」から ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Saku
11
植草甚一が語る、ハリウッド。 書かれたのが40年代末から50年代にかけてであるため、知らない監督や作品が多かったが当時のハリウッドの雰囲気がわかって面白い。映画を見る人の目が肥えてきたり、テレビの影響もあって面白い映画じゃないとウケなくなって来たのもこの頃かららしい。2021/01/22
Gen Kato
4
デミル、ルビッチ、キャプラ、マーク・ヘリンジャー等々、1960年代から振り返った過去の監督・製作者たちにまつわる文章が、自分的にはもっとも面白かった。2017/05/16
YuiGaDokuSon
3
ハリウッド開拓から黄金時代、その後を支えた人たちのエピソード。恥ずかしながら、知らない人の方が多かったが、非常に興味深い。何もなかったHollywoodという地に東からやってきた映画事業の人たちが根付き、ギャンブルビジネスで一気に栄華を築き上げた。しかし、すぐにテレビの波に追い打ちをかけられて必死でヒット作を模索する、それぞれの時代背景に生まれるドラマそのものが、「ハリウッド」なんだなぁ、としみじみ思った。俳優より、監督、脚本家たちのエピソードが多い。2012/02/01
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