内容説明
中間小説の面白さは、それを読んでいくスピードから生まれてくるのだ。毎月の中間小説雑誌はもちろんのこと、単行本の長編から外国の新しい小説まで、喫茶店や電車の中でも読みまくって、読書のたのしみを思いっきりつめこんだ、J・J氏の新鮮な感覚溢れる連載時評。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Saku
1
どうでも良いことだけれど、この本は電車で読んだ。2012/09/17
np
1
川口松太郎を読むと、京都は三条イノダコーヒの、「老練」という言葉でもかなわないような底知れぬ美味妙味を思い出すという。山田風太郎はイタロ・カルヴィーノに追いつけるか、小島政二郎はアイザック・B・シンガーのように人間を知りぬきながら楽天的、野坂昭如や広瀬正、井上ひさし、田中小実昌、笹沢佐保、吉村昭、藤原審治、時代小説やポルノも含む、いわゆる「中間小説」雑誌を読みまくった時評。読みたい小説が増えすぎて困りました。2009/07/03
ゆりっぺ
0
1999年1月14日
gu
0
読みやすいようで妙につっかえるというか、なんだか変わった文体。たくさん読んで、あちらこちらから引っ張り出してつなぎ合わせる。こういうことができるようになりたいもんだ。カルヴィーノと山田風太郎とはねえ。ただ、後半になるにつれて気落ちしているようなのが気になった。読者の舌は肥え、作家は勉強不足。今はどうなんだろ。2011/11/12
案山子
0
尋常ではない読書量からくる飛躍と関連付け。読者人の頂の一人。2008/06/26
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