内容説明
森は、そこに生きる生物だけでなく、
産物や豊富な水の供給によって
人々の生活を支えてきました。
森の中には、食料となる動植物、
燃料や資材となる木材、農耕を支える水など、
人の生活文化に不可欠な資源が多種多様に存在します。
日本の文化が「森の文化」「木の文化」と言われる由縁です。
京都府の「森」は、府内面積の約75%を占め、
全国平均(約67%)を上回り、
特に、府中部地域は「森」の恵みが大変豊かなエリアです。
亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北の
6エリアが「森の京都」地域として指定されています。
都の近くにありながら、大自然のもと独自の文化を築いた稀有な森。
豊かで文化的な森の京都スタイルは、
忙しなく生きる現代人にとって魅力的なライフスタイルといえます。
そんな森の京都スタイルをビジュアル化し、
地元の皆様が「森の京都」の魅力を再発見するとともに、
日本全国のみならず海外にまで広く周知浸透するために制作した一冊がこちらです。
自然はもちろん、そこに息づく人々の文化や暮らしを、
圧倒的なビジュアルで読者に訴えかけるため、
伊勢神宮の森と人との関わりを描いた
ドキュメンタリー映画『うみやまあひだ』の監督であり
写真家・宮澤正明に撮影を依頼。
立川直樹プロデュースのもと、
「ドキュメンタリーブック」とも呼べる一冊が出来上がりました。
※デジタル版は、紙の雑誌とは内容が一部異なり、表紙画像や目次に掲載している記事、画像、広告、付録が含まれない場合があります。また、本誌掲載の情報は、原則として奥付に表記している発行時のものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サルビア
12
図書館の新刊本のところにありました。写真が主ですが、京都から車で20分で行ける森を紹介しています。2017/06/08
遠い日
5
京都の森?とタイトルに引っかかって手にする。いや、京都は森も山も、そこここにある!京都駅の20分先から広がるという惹句は、嘘じゃない。知らない京都の顔と魅力。やっぱり奥が深い土地だ。こうの史代さんが福知山に住んでいらっしゃるだなんて、知らなかったなぁ。2017/07/23
チョビ
0
京都府に移住されたこうの史代さんのインタビューあります!いわゆる「京都市」以外の京都府はこんな風に自然が豊かで、移住者を募集してますよ、的な本です。やっぱり車があって、自営の人って好きなところに住めていいなあ、と思う。反面「車がないとダメ」というのはどういうことだろう。昔の方々は車がなくてもそこで生きてきたはずだ。本来ならそこの空間だけで人生の全てを完結してきたはずなのに、と毎回この手の本を読むたびに悩む自分がおります…。2017/04/30