内容説明
全ての生命を侵食し、無き者にする怪物・穢禍(あいか)。増殖を繰り返し、その粘液状の形態は腐肉の海としてラスと女皇の眼下一面に広がる。創造主は何の意図で忌み嫌うより価値のないはずの穢禍を作ったのか? その答えを示すかのように腐肉の海に一つの金属板が浮かんでいた。ラスの魅了眼がそれを発見。二人は一旦休戦し、その金属板に刻まれている文字を確認するために腐肉の海へ迫り行く!!
目次
第七十五章 祈りの丘
第七十六章 ゆるやかに受け入れる
第七十七章 癒しの苑
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
6
サティンがかつて魔性を倒した丘に、穢禍の一部が逃げ出して落下する。その丘に植えられていた千寿菊が瘴気を浄化し、穢禍の本質を変えたようだが…。一方、ラスと女皇・燦華は穢禍の本体のなかで漂いながら、謎の石板のかけらを集めていた。…久しぶりに闇主と邪羅のじゃれあいがほのぼのとできて、いい感じ。求愛を受け入れてもらえてないというのが、みんなのネタになってきているような…。2020/03/01
シュウ
6
邪羅と鎖縛が微笑ましい。人間によって、カケラにも変化を与えていっている。2018/08/11
べべっち
5
一応進んだ…?女皇と仲良くなったらしい2016/08/02
セイ
4
続けて読みました。 主人公の周りだけでなく、一般の人々にもライトを当てつつ、今の事態に世界がどう反応しているかを教えてくれている感じです。 でもやっぱり、本が薄いー(◞‸◟)2017/02/08
陸抗
4
そろそろ邪羅の宿題の内容を、明かしてくれてもいいんじゃないかしら。作者さんの、ラストに向かっているとあとがきに書かれるのも、そろそろ言い訳に聞こえてくるんですが。具体的な冊数を教えてもらいたい。2016/04/30