アルキメデスの大戦（４）

著者名：三田紀房【著】

講談社（2016/11発売）

• ISBN：9784063828764

内容説明

水雷艇転覆事件に端を発する海軍全艦艇の改修事業。その総指揮を執る事で海軍内での発言力を増した平山造船中将は、櫂に白紙に追い込まれた戦艦「大和」計画の復活を目論む。それを危惧した櫂直は、海軍内で蔓延る大艦巨砲主義そのものを無くすべく、高性能な新型戦闘機の開発に参画する。そして山本五十六仲介のもと、三菱の設計士・堀越二郎氏と出会うが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゲンキ]

櫂少佐は、表紙の通り、巨艦大砲主義者を打ちのめそうと、飛行機に乗って、世界最高の戦闘機を作るぞ❗️と意気込むも、自分がどんどん戦争加担者になっていくことに疑問を感じる。しかしながら、凝り性の櫂少佐は、持ち前の頭脳で、戦闘機の図面まで作り上げてしまうのであった😓。五巻が楽しみです❗️

2022/03/14

[momogaga]

次は戦闘機勝負編。車のフォルムを女性に見立てることはよくあるが、戦闘機も同じようになぞらえるとは。確かに滑らかな曲線、尾翼にかけてのキューとしたくびれはそのものですね。

2019/03/23

[またおやぢ]

堀越二郎登場。大和建造計画を葬り去るべく、戦闘機の航空母艦での運用を画策する櫂の新たなる挑戦が始まる。この物語を読み進める上で感じるのは、大局観に基づく戦略不在のままの局所戦は、どんな優秀な人間がその指揮を執ろうが、最終的な勝利を得ることは困難であるということ。「力とはすなわち...実績と評価だ」とは名言。そして実績と評価は相手が認識し認めるものであると示唆するシリーズ第4巻。それにしても、櫂の計算力と論理展開の早さや、戦闘機の設計図中に芸者を見出す坂巻のセンスはまさに漫画...って漫画なのだけれどもね。

2016/11/05

[Dash-Checker]

大和の後は飛行機と大忙し。マンガとして面白いけど、「戦艦大和絶対阻止！」という主題からちょっとずつズレている気がしないでもない。

2016/11/08

[出世八五郎]

三菱の堀越二郎登場♪

2018/11/16