アルキメデスの大戦（３４）

著者名：三田紀房【著】

講談社（2023/08発売）

• ISBN：9784065326565

内容説明

学問に励む時間は何物にも代えがたい幸せだった……。
無事に帰還し、宿題の答え合わせをする。
若き航空兵が胸に抱くのは、櫂と交わした約束のみ。

……だがしかし、
若者の夢を打ち砕く新たな大問題！
「大和」が消えた！？

アメリカが本腰を入れて反撃開始！
櫂の心揺れ動く第３４巻！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のぶのぶ]

　親しくなったパイロットの死、さすがの櫂でも狂う（悩む）ことがある。歯車が狂っていく。当初の計画通りだったら、まだチャンスがあったのに、、。史実どおりになっていく。勝負どころは、安全策ではだめですね。このあと、、、どうなっていくのだろう。止められないよね。だんだんと希望がもてなくなっていく。

2023/08/05

[笠]

4 新刊読了。ダメだ…この戦争は負ける…。仮に史実の太平洋戦争の結末を知らなかったとしても、そう感じさせるに十分な本巻の展開だった。そして、「第二撃を中止する」という決定的な判断に大きな影響を与えたのが櫂であり、その原因が人道的であるがゆえの判断ミスというのがまた皮肉というか、読んでいて辛い。ここから大逆転で日本が勝利する未来なんて期待できないだろうし、ミッドウェー海戦の敗北からズルズルと劣勢に陥り、神風特攻、東京大空襲、沖縄戦、原爆投下まで地獄をなぞっていくのだろうと思うと、ただただ気が重い。

2023/08/07

[糸文]

★★★★☆

2023/08/25

[Akio Aratani]

冷静な櫂くんでも情緒に流された 無謀な戦争が始まった

2023/09/27

[Hiroki Nishizumi]

日本には戦略がない、、、

2023/11/15