内容説明
大店に押し入り大金を奪い、家の者を斬殺するという、残虐な犯罪が江戸の町に頻発していた。鬼面をかぶり、全身黒ずくめのいでたちの五人組で、鬼面党と呼ばれ恐れられていた。五人とも武士で、それぞれ剣の遣い手である。そんな時、華町源九郎と菅井紋太夫は、材木商から用心棒に雇われる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
43
はぐれ長屋の用心棒「疾風の河岸」22巻。菅井さん大活躍だが空しさと悲痛の叫びが、昔の同門が悪人の一味に、江原夫妻の悲惨な結末を迎える。島田と萩江さんは登場するが、お吟さんが登場しないのはなぜ、華町源九郎さんとの関係は進展しないのかな。2014/01/30
ひかつば@呑ん読会堪能中
6
長屋の5人は死ぬことないと思ってはいるものの、菅井、技量が上の難敵相手によくやった。張り詰めた話の中で島田と萩江が一服の清涼剤となっていたが、まだ長屋にいたんだ。2012/11/03
ハルナ
5
先の展開は想像つくけど、安心して読めるのがいいね。菅井が1人で強敵5人を相手にする場面はハラハラしたw2011/08/12
nyaboko
4
読む順番間違えたwww ということで、菅井がメインの話。見知らぬ登場人物がいるけど気にしない。菅井の友人が貧乏苦しさに、別の友人の罠に簡単にハマって夫婦ともども悲劇の死に見舞われる。それに激怒した菅井が仇討するというもの。この巻を読んで村上への認識が改まった。そうか、お前は「ツンデレ」だったのか!!www 2012/09/29
まりりんりん
4
今度の敵は大店を狙って凶刃を振るう手練れの武士5人。今度の奴らは菅井を待ち伏せて、切りふせようと先手を打ってくる。源九郎たち長屋の男達が駆けつけて、何とか危機を乗り越えた。いやぁ、そうなると分かっていても、やっぱりドキドキします。 最近、お吟の店に行ったり、泊まったり、源九郎の色っぽい話がないですね。藤四郎と萩江のラブラブっぷりもいいですね。続きが楽しみです。2012/03/05