内容説明
はぐれ長屋に近い一ツ目橋のたもとで、老武士と娘が四人の武士に襲われているのを目撃した華町源九郎は、助太刀をして二人を救いだした。手傷を負った老武士は、しばらくはぐれ長屋に滞在することになったが、出羽の国から仇討ちに出府してきたと判明する。源九郎や紋太夫らは、二人の願いをかなえるために奔走する。大好評シリーズ第26弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
36
はぐれ長屋の用心棒「老骨秘剣」26巻。このシリーズ未読10~13・15・17~19巻、どの巻から読んで解るので良いな。今回は渋江藩のお家騒動と仇討が絡む、いつものメンバーがそれぞれの役目で奔走し事件解決(用心棒)題名の老骨の剣士秘剣「鍔鳴りの太刀」を華町源九朗と菅井紋太夫が教えを乞うが、今回は秘剣を使う平沢八九朗さんといずれは平沢の娘と結婚し道場主になる北川洋之助さん二人が主役で源九朗さんと紋太夫さんはわき役のような。ま~それはそれで面白い。2014/01/13
rakim
9
確かに今回の登場人物は「老骨」かもしれませんが華町さんの描写も年齢を感じさせるものが多くなってきたかな?と(でも強いのだけれど)。長屋の人情とのんびりさがこのシリーズの味になっています。2013/02/06
sken
7
えっと、今回も例によって敵討ちの手伝いっす。もう何回手伝っているんかなぁ。ですが子供の敵を親が討つって、筋としてはダメなんじゃなかったでしたっけ? 一応妹も敵討ちに入っているので、そっちの方が建前としてはメインなんかなぁ? 道場主の秘剣を弟子に伝授するために華町と菅井が雇われたりなんかして、なんだかんだあって弟子も秘剣を受け継ぐは、敵討ちも成就するは、藩のもめ事もおさまるはで八方めでたく収まっております。今回は登場人物の平均年齢が結構高いのでおじいちゃんっ子にオススメの仕上がりとなっております2013/03/18
ひかつば@呑ん読会堪能中
7
2013年の初読み「はぐれ長屋シリーズ」第26巻は、仇討の助っ人だけでなく藩騒動と秘剣の伝承に巻き込まれる話。主役は老人ながら華町も敵わない凄腕の剣士、だが病には勝てず、、、という展開を読まされると、十分老人になっている華町達がいつまで持つのかなぁと不安になってしまった。2013/01/04
kawaken1216
5
老骨秘剣…確かにみんな老人!主人公達(ジイさん)が剣客(ジイ様)に『稽古を一緒にせんか?』と無理強いさせられます。途中から疲れてダレるわ、雨の日は将棋三昧、お金入ったら酒盛りと、還暦過ぎるとこんなもんかなぁと妙なところでリアル。 剣客も斬り合いで必ず咳き込んで斬られるし… 結構、ツッコミ所満載です。 読んでてもっとジリジリする様な必然性を感じる対決とか、剣の遣い手同士の緊迫感が欲しいですね。2013/06/03
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