内容説明
居合の達人に、父親を殺された武家の娘。当初は菅井紋太夫を下手人だと思い込んでいた娘だが、勘違いに気づき、仇討のため菅井に剣術指南を願い出る。はぐれ長屋に通って菅井の指導を受けるうちに、みるみる居合の腕が上達してきた娘だが、そんな折、謎の集団が長屋を襲う。どうやら娘の命を狙う一派がいるようなのだ。大人気シリーズ第三十八弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
120
シリーズ最新作。絶対の安定感だが、今回は更に良かった。仇討ちの屋敷に押し入るあたり、忠臣蔵を連想したりした私。父の仇討ちを願うきよがいじらしい。その齢十二歳、なんとも武家社会で真っ当に育つ子は凄い。ちゃんと加勢してくれるのもその想いを汲んでなのだよね。源九郎や菅井、はぐれ長屋の住人達は皆どこか優しい。やっぱり好きなシリーズだ。2017/01/11
とし
81
はぐれ長屋の用心棒「仇討ち居合」38巻。今回は久々に菅井紋太夫さんを中心に用心棒稼業が動きましたね、安定感バッグンのシリーズ良いですね。2017/03/20
toshi
9
12歳の少女が父の仇を討つため菅井に稽古をつけて貰う話。 いつもの長屋のメンバーがいつもと同じように活躍。 マンネリ気味だけど、つい手に取ってしまうんです。2020/03/15
史
3
父の無念を晴らす娘のために、長屋の民は尽力する。(戻ったかな、よかった。)2022/02/13
ひさか
3
2016年12月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ38作目。今回は、若い娘の剣術指南をする菅井紋太夫が面白い。いつものことながら、登場する人達に、親しみを覚えます。2017/04/18