双葉文庫 はぐれ長屋の用心棒 ： 52 のっとり藤兵衛

著者名：鳥羽亮【著】

双葉社（2021/08発売）

• ISBN：9784575670639

内容説明

華町源九郎たちが贔屓にする本所松坂町の飲み屋、亀楽に危機が迫る。法外な額のみかじめ料を請求し、払えなければならず者を使って立ち退きを強要するなど卑劣な手段を講じる無頼の輩。馴染みの店を守るべく、源九郎らはぐれ長屋の用心棒は調べを始め、やがて陰で暗躍する「のっとり藤兵衛」と綽名される悪漢の存在を知るのだが……。大人気時代小説シリーズ、第五十二弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[いつでも母さん]

今回は馴染みの店・亀楽が立ち退きの危機に。これはなにかある。そこでいつもの面々、源九郎や菅井、安田達がいつものようにが亀楽を守るべく奮闘する。このシリーズはもう52弾！安定の‥です。

2021/09/12

[とし]

はぐれ長屋の用心棒｢のっとり藤兵衛｣52巻。はぐれ長屋に住まう華町源九郎や菅井紋太夫、安田十兵衛、孫六たちが贔屓にする飲み屋亀楽が、不当なみかじめ料を請求され危機が・・・何時ものはぐれ長屋用心棒が大活躍安定感バッグンですね。

2021/09/30

[優希]

法外な額のみかじめ料を請求し、無理ならたちのかせるという脅しが卑怯だと思いました。

2023/04/10

[ひさか]

2021年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ52作目。長屋の用心棒達が贔屓する呑み屋の亀楽の乗っ取りを阻止するお話。今回の敵に腕のたつ武士はおらず、いつもよりもストレートな展開で話が進む。事情を聞いた敵の子分の面倒を長屋で見る下りが面白い。長屋の力で亀楽を救い、悪人達の親玉は死んじゃったし、メデタシメデタシのけっこう殺伐とした怖いお話です。

2021/10/31

[goodchoice]

今回は源九郎たちが贔屓にしている喜楽がのっとられそうになり、はぐれ長屋の用心棒たちが活躍するという筋立てだが、やはりマンネリな感はあり、このシリーズもそろそろかなぁと思う。

2021/09/20