内容説明
牢人体の武士に襲われ、深手をおった一刀流神谷道場の者たちを助けた華町源九郎と菅井紋太夫。道場主の寡婦と息子、師範代に自分たちを襲った者の正体を突き止めてほしいと懇願される。話によると、襲撃者の中に「火焔斬り」という奇妙な剣を使う武士がいるという。探索を続けていくと、二つの道場間の確執が見え隠れしてくる。源九郎たちは事件を見事解決できるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
55
はぐれ長屋の用心棒「うつけ奇剣」27巻。今回は神谷道場の門弟を助けた事から、剣術指南役を巡る争いに助をする、はぐれ長屋の用心棒概ね型にはまった物語だがやはり楽しく面白く読める。菅井紋太夫さんの一方通行の片思い始めてみせる別顔でした。 2014/06/29
toshi
6
「はぐれ長屋の用心棒」の27巻。 今回は菅井の居合が大活躍。 それにしてももう27巻なのだから、登場人物や背景などの細かい説明はいらないんじゃないの・・? 双葉文庫2015/04/03
rakim
6
宗之助さんはちょっとおもしろいキャラクター、これからもお助けキャラとして登場してくれれば良いのですが。2013/05/27
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
久しぶりのはぐれ長屋シリーズは、卑怯な道場から守るという過去にもあったような話でパターン通りの内容だったが、狙われた若い道場主の母親に亡くした妻の面影を求める菅井の一方的な片思いがなんともウブで、普段とは違う菅井が面白く、あっという間に読み終えた。2013/05/03
史
3
卑怯な手段を使う偽りの剣客を、長屋の剣豪は毅然と立ち向かう。2022/01/21