内容説明
触れるだけで人を貴族にする恐ろしい力を持つ女性エレノアは、この力を治そうと夫ウィチャリーと旅を続けていた。彼女は幼い頃Dと出会っていた。恋人を殺された女武器職人クルトはDに敵討ちの助太刀を頼む。一同はローランヌ男爵の館へと向かい……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
53
触れたもの全てを吸血鬼に変えてしまうエレノアと、妻を守る旅を続けるボリス・ウィッチャリー。目指す先は人を殺さない貴族ローランヌ男爵の領地。エレノアの秘密、ローランヌの謎が語られぬまま、Dは女武器屋ケルトとウィッチャリー夫婦を追う。なかなかの珍道中。ケルトと左手さんの掛け合いが楽しい(苦笑)。エレノアの病(呪い?)はローランヌによって治療できるのか?あまりに急展開な後半は急ぎすぎだよ~。ラスト50ページで登場人物の大半が“ナレ死”とは・・・。もっとじっくりエレノアの哀歌を聴いてみたかったってば・・・。2025/02/02
おかむー
47
吸血鬼ハンターシリーズ37作目は質の低下が激しかったここ数作からすれば「よい」と「マシ」の間ぐらいか。『もうすこしです』。恋人の仇・ローランヌ男爵を追う武器職人の女・ケルトと同行するDは同時に、触れただけで人を“貴族もどき”に変えるエレノアとその夫ボリスのウィチャリー夫妻を追う。正直いえば、タイトルである“魔女歌”や序盤での“移動地所”などが後半ほぼ忘れられていたり、マシになったとはいえ脇役の扱いや描写のわかりづらさはやはり雑である。今作の救いは憎めない個性のローランヌ男爵、その存在に尽きる。2020/07/26
しゃお
30
今回は戦闘シーンもイメージしやすかったですね。Dと左手、左手とケルトとのやり取りもテンポ良くて可笑しかったです。何より今回はDの登場、活躍場面が多いのが嬉しい。ウィルクやチャドス、ブルギッテに関してはもう少し肉付けが欲しいところでしたが、全体的にダレる場面もなく、明かされきれなないエレノアの謎やラストの窓の向こうの存在など、読者の想像に委ねる部分も良かった。それにしてもケルトにとって風の音は熄んだのでしょうか。そしてDが薔薇の道を歩いた後の描写についてはどういう事?これまでそういった描写ってありました?2020/07/23
りんふぁ
2
今回も美しゅうございました。2023/03/31
ヘンモコ
2
哀しいです…哀しいなぁ〜 次の旅へ…2021/07/17
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