内容説明
人間への技術供与と引き換えに生贄を要求した貴族の抹殺を依頼されたDは、〈北部辺境区〉のベルゲンジ城へ向かった。その城では〈神祖〉がかつて謎めいた実験を行い、当主でさえその実態を知らないまま現在にいたっている。そして、毎夜城内で開かれる舞踏会の華やかさとは裏腹に、〈神祖〉の負の遺産ともいうべきその実験の産物、最悪・最凶の敵がDを待ち受けていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不羈
17
終盤は駆け足すぎて突っ込みどころが多かった。 それにしても、昔に比べるとDはしゃべる様になったなぁ。2013/04/25
お腹ボン!
16
最初の 時間刻みでDに仕事を依頼する状況が、ドラマを見ているような感覚で、次の展開に期待が膨らんで面白かった。そのせいか、仕事を依頼した村長さんと書記の方が亡くなった時は とても残念に思えた。Dの、宇宙からの戻り方が、落ちてきて大怪我なんて、全然美しくなーい!あの、水面に浮かぶ木の葉の様に絵画の様な情景はどこいってしまったんだ!でも、ちょっと笑える。2018/08/28
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
13
<神祖>の負の遺産を相手という事だけど、やっぱり今回も…という感じで、毎回新作がでる度に最終章に入ってくれと祈ってしまう2012/04/28
作楽
8
ちょっとピンチになりすぎ、びっくり。いや、強い敵なんだろうけど、最初っからけっこうピンチだったね・・・。寝てる状態のDなんて、夢だね。うん、夢だよ。Dって何者なの?w2015/01/30
眠る山猫屋
8
いつか終わるのだろうかこのシリーズ・・・ 人間と取引をする貴族、貴族の科学を利用しようとする人間・・・ リンガードがなかなか良いキャラクターだった。初期のDシリーズを彷彿とさせてくれた。でも後のキャラクターは、正直なところ、若干書き込み不足のような・・・2012/04/26