内容説明
貴族の“遊戯地”として恐れられる死の谷間に『都』に向かう乗り合いの飛行車が不時着した。やくざ、酒場女、老夫婦、戦闘士、少年、そして謎の“サクリ”とそれを護送する護送官ら二人。この奇妙な取り合わせの乗客たちは、死の谷間からの脱出の成否を居合わせたDに託したいと願った。しかし、Dがこの谷間を訪れた目的は、昔“神祖”の軍と戦った貴族の砦を訪れることにあった。果たして、前途に待つものは・・・?!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
45
再読。神祖が滅ぼした貴族の遊戯場へ迷い込んだ一行を護りながら、Dが狙うのは反神祖派の貴族が召還した〝神〟。まぁ菊地さんが選んだ神さまだから当然アレ系なわけで。お名前もクルル様(笑) でもそんなに無慈悲でもない。 もっと長編向きな物語だったかな。ロートル戦闘士ビアスがなかなか味わい深いキャラクターだったかな。映画『駅馬車』を連想したが、前にも似たような展開があったなぁ…。サクサク読めました。2020/06/03
へたれのけい
2
まだ読んでいないDが何冊か本棚にあります。ふっ。2013/12/22
町蔵
1
やっちまった。二冊ある。2018/01/03
Minoru Tsuchiya
1
再読。あとがきで作者自身が書いていたとおりいつもの吸血鬼ハンターではない展開でした。結局人間は神(邪神)に抗えないものだと、改めて感じた作品でした。2014/03/02
りんふぁ
1
最後が哀しい。弱み心は誰にでもある。毎度のことながら、困った人がいると助けてしまうDがかわいい。2013/06/11