内容説明
招かれた辺境の村へ向かう途中、Dは繰り返し一人の少女の夢を見た。夢の中で少女はいつも、古びた館で青い光を浴びて踊っている。少女は、Dが向かう村で貴族の口づけを受けて以来、三十年間眠り続けているシヴィルだった。一方村では、すべての村人がDの夢を見、平穏な生活が崩される予感に身を震わせていた。奇怪な夢の交錯を知らず、Dは刺客が待ち受ける村に入った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hugo Grove
6
夢に囚われる本を2冊続けて読んだ。夢は目覚めない限り延々とつづく。「夢なりしD」はこの世のものともあの世のものとも違う時空をみせてくれた。蒼く微かに冷たくひかるひかりに包まれていた。夢の中の夢それもまた別の世界だがそんざいしてる。非常に奇妙で冷ややかな夢から覚めたような気分だ。2013/01/12
arianrhod
3
なんか、夢オチのストーリーはややっこしい。ややこしいといえばDの立ち回り姿が、今回はいつにも増して想像しにくかったです。夢ネタって読むと映像化するのが難解そうだけど、いざ映像化されちゃうとちゃっちくなったりしますよね。毎回お約束のようにヒロイン的な美しい娘がDにまといつくのですが、彼の心をかき乱す事も無く塵のように終わってしまいますね。もう少し、彼自身のことを深く知りたくなってきた頃なのですが、著者が3冊は必要だとか後書きに書いてあったので、こんな感じでずるずると旅から旅へのカーボーイっぽく続くのかな。2015/02/26
ぐうたらパンダ
2
ネタバレになってしまうので理由は書けないが、いろいろ物足りないというかなんというか、という感じの作品だった。でもバイオ兄弟は、よかった。書かれた当時のバイオテクノロジーに対する世相がちょっと現れているような気がした。2012/08/15
黒蜜
1
まーまーです。夢がテーマなので、果たしてどれが現実なのかわかりづらい。2014/11/25
多読多量連投が日課だった
0
コントラストが良く持ってたがもういいやって事で。2017/06/26
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