TOKUMA COMICS めしばな刑事タチバナ（38）[長考! チョコレート]

著者名：坂戸佐兵衛/旅井とり

徳間書店（2020/06発売）

• ISBN：9784197806393

内容説明

警視庁城西署刑事課に転属してきた立花刑事。風采のあがらないオヤジだが、実は本庁に籍を置いたこともあるエリートで、食についての知識は群を抜く。通称「めしばな」と呼ばれる変わりダネだ。捜査や取調べに得意の知識と情報を生かして事件の真相に迫る。
最新38巻は、『長考! チョコレート』。我が城西署の甘味部女子5人が、チョコレートを語り倒す！　日本のチョコがいかに高品質かを謳い、最新チョコの高カカオ傾向を分析し、無人島に持って行くなら絶対にこのチョコ！　と究極のチョコ愛を叫ぶ、表題作。ほか、透明でコリコリしている、あの刺身のツマの名前問題を追究し、食用の海藻は必食であることを力説。シンガポール風カップ麺はカレーか否かで懊悩し、古銭型袋入りビスケットで日本史を学び、コーヒーゼリー飲料のサプライズな名前に納得するめし愛にあふれる熱血の12編！　全12編(メニュー)：揚げハンバーグ／コーヒーゼリードリンク／海藻麺／海藻／ラクサ／袋入りビスケット／チョコレート

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[本木英朗]

「長考！　チョコレート」は何と、その6までの話である。しかも村中や佐々木たち、女性警察官が主役だってこともね。俺も少しはチョコを味わったりもするが、やっぱり村中たちの話にはついていけないってば！　まあ、あとは各自読めばいいのさ。……その他にもいろいろある38巻であった。ではでは、また！！

2022/11/09

[ジロリン]

ワタシも「土産でもらう外国のチョコはなぜあんなに美味くないか？」と常々思っていた。嗜好の違いなんだろうな…と何となく理解してたが「同価格帯の日本のチョコが美味すぎるから」とは、まさに眼から鱗の納得できる説！そこへ畳み掛けるように「板チョコは明治のミルクかロッテのガーナか⁈」問題wに「なぜか元祖の森永がレアものになってる」という以外な事実からの「革新的なベビーチョコ」の発見。いやぁ、めくるめく「チョコバナ」を堪能いたしました(^^)

2020/07/12

[niz001]

コメダはああいう謎なものが多いなぁ。自分もラクサはカレーじゃない派。

2020/06/30

[辺野錠]

刺身のツマの海藻やチョコレートなんてテーマをここまでピンポイントに掘り下げることが出来るのか！と驚いた。ほぼ同じようなことをして40巻近く続けることが出来るんだから食というものはディープ。エースコインは買ったことがなかったので興味が湧いた。「だがしかし」でチョコベビーは意外とロングセラー商品と知っていたけど他のチョコレートもロングセラーが多かったのね。

2022/01/10

[HK]

チョコレート編の厚みがすばらしく、38巻にしてまだ王道感あるメジャーテーマを扱える「めしばな」の奥深さと作者の研究ぶりに毎回感心する。

2020/07/12