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内容説明
天下統一が現実的に見えてきた信長は統一後を見据え始めた。その一つが海の外との交易の一元化。そのためにケンは信長から命じられ瀬戸の海へ出たが、そこで待っていたのは!?信長がケンに与えた命とは!?織田と毛利、水面下の攻防が展開する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
25
海の民と陸の民、そして川の民。それぞれの事情がある。 そしてコレからは海民が重要になってくる。そのためにも村上海賊は身内に欲しい。そのために信長はケンを瀬戸内に送りその後に自ら出向いて村上元吉と面談する。それによって村上元吉に楔が打たれる。そして、場面変わって織田水軍の秘匿兵器の情報が漏れていると発覚。それの炙り出しにケンが任命される。そして川民か関わっている事が判るがそれを炙り出すのに米相場を操作したりするとか、、ケンが黒くなってる!!!wwwそして、黒幕の荒木が謀反する。2020/02/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
22
再読。ケンと村上海賊・元吉との出会いが語られてます。村上は毛利輝元側、これから歴史上の出来事は大体習ったけど、この話ではどうなるのか楽しみです。ケンが警固船の乗組員(?)から差し出された材料で料理する場面で、“海亀”、“いそぎんちゃく”、“亀の手”が登場。“海亀”は現代では絶対食べられないけど、“亀の手”は海の近くでは結構食べますよね。ケンは“亀の手と胡桃のカナッペ”なんて洒落た料理にしてましたが、味噌汁で十分美味しいです(*^^*)。2020/09/15
kagetrasama-aoi(葵・橘)
20
最新刊。本能寺の変は歴史的にまだ解明しきれていませんよね、確か。だからこそ、この作者さまがこの物語をどう決着するのか楽しみです。それにしてもケンの料理の知識や技は神がかってきました(*^ ^*)。米相場云々のお話なんて、凄すぎるでしょ(●>ω<●)。ともあれ次巻が待ち遠しいです!2019/06/20
えも
12
木津川口の戦いに至る駆け引きの巻▼次はいよいよ木下昌輝さんの「炯眼に候」の場面です。あの解釈がここではどんな風に描かれるのか、楽しみだなあ2019/06/23
ムーミン2号
11
信長が見据えるのは天下統一の後の海外との交流。そのためもあって、村上水軍にケンを派遣する。一方、毛利に密かに内通するものあり。それを探りにケンを遣り、突き止めた後、竹中半兵衛の発案で、わざと謀反に引っかかるようにして、そやつをいぶりだす。今巻はそういった駆け引きや、ケンが料理で村上水軍の連中の舌を満足させる様子、内通者を探り出す様子など、面白く読めた。また、信長が未来を語るその言葉に魅せられる村上元吉は、既に視野が瀬戸内を飛び出している。そういった描き方も興味深かった。面白い巻だった。2019/06/17