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内容説明
明への出兵という後世の不名誉を厭わない信長の姿勢に対し、それを阻止するため、自らが泥をかぶる覚悟を決めた明智光秀。その光秀による織田政権を倒すはかりごとが進む中、織田による武田討伐の動きは進み…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
12
武田家はもう後がなかった。家臣の士気は最悪であった。譜代の家臣達ですら離反する状況であった。二月一日に木曾の木曾義昌、一四日に信濃松尾の小笠原信嶺、二五日に駿河江尻の穴山梅雪が裏切った。勝頼にとって不幸なことに二月二四日に浅間山が噴火した。この浅間山噴火は天も勝頼を見放したと領民や家臣から受け止められた。2022/03/06
zaku0087
3
松姫探しで甲斐信濃を行ったり来たりするうちに時間だけが流れてしまう。隠密行動とはいえ、一人であてなく彷徨う旅とは、シェフとは思えない行動だ。本能寺に向けてジリジリと進んでいくが、光秀と信長の企みはなんなのか。すでに歴史改変は十分進んでいるので、本能寺はなしという展開も考えられるが。2022/03/27
恵美
3
信忠の気持ちを松姫に伝えるため、武田家に向かったケン。料理はほぼ出てこなかったけど、破滅目前の武田家の内情は圧巻。2022/03/06
なさたなだ・ざざす
3
武田家滅亡への流れが描かれる。ケンは信忠の願いを受けて、婚約相手だった武田の姫の元に向かうが、サマルトリアの王子を探すかの如く駆け回る展開に。その流れでケンと姫を引き合わせる鍵となった、武田一門の盲目の僧との交流は好きなシーンです。警戒が提供した料理によって解けていく流れや盲目故の味覚に働いた感動、一刻を争う時でもサバイバル状態でもしっかり調理はするケンの姿勢が良いですの。 浅間山の噴火が武田の崩壊に関わっていたことや穴山梅雪の素性など初めて知ることも多く、小話による知識の提供と物語自体の面白さもあり満足2022/02/23
雪猫
2
電書 ★★★☆☆2024/03/18