内容説明
モダンとポストモダンを通過した私たちにとって、「リアリティ」「公共性」とは何か? 東浩紀の動物化論、大塚英志の物語消費論を導きの糸として、文学、SF、萌え、そしてアレントやデリダも参照して、時代の「お約束」について考える。
目次
第1章 ポストモダンとは何(だったの)か
第2章 物語の解体と消費
第3章 「リアリズム」と「お約束」
第4章 表現における「公共性」
第5章 テーマパーク化する世界
第6章 人工環境と「現実世界」
第7章 「動物化」論の着地点
第8章 等質空間からの脱出