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内容説明
江戸末期、徳川幕藩体制が大きく揺らぐ中、島津久光上洛を始め、堂々と尊王攘夷を掲げ、倒幕を企てる藩も出始めた。
しかし憂慮は国内ばかりにあらず、国際的にも問題は山積み。
その対応に追われる幕府はまさに内憂外患の状態に。
主導権を握ろうとする薩摩藩、大久保一蔵もじわじわとその計画を進めていたその時、島津久光の行列に乱入した英国人を藩士が殺害してしまったのだ!!
俗に言う生麦事件である! …風雲急を告げる幕末を描く、歴史大河コミック!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん
14
生麦事件と、島田左近の暗殺。2019/06/01
二升石
11
事件の規模が、そのまま影響の大きさに比例するとは限らない。こうしてきちんと纏められたものを読んでみると、誰でも名前ぐらいは知るだろう有名な生麦事件も、幕末なら珍しくも無い程度の出来事だったとよく分かる。しかしこれもまた、全てを後戻りできなくさせた一里塚の一つだった事は言うまでもない…。なにより事態を本質的に悪化させたのは、分かっていて全てを強硬に押し切った薩摩であり、すでに鼎の軽さを見透かされている弱腰の幕府である悲劇。国難を前に誰も事態を収拾できない混乱が、暴力だけが信じられる時代を呼ぼうとしている。2019/05/31
水渕成分@小説家になろうカクヨム
8
恒例の発売日購入。この巻は大半が生麦事件について。事件の詳細を時系列で進めていくと共に、幕府が徐々に弱腰になっていくのが見えて面白い。次巻は天誅の嵐ですか?岡田以蔵もそうだけど、田中新兵衛も、無垢で純粋な人が陰謀家に利用されていくのを見るのは悲しいですね。2019/05/28
きさらぎ
6
ほぼ一冊丸ごと生麦事件。アーネスト・サトウが初登場し、ニール代理公使の怒りに、「浮かぶ要塞」ユーリアラス号に乗って来日したキューパー少将など、イギリス人たちの動きが中々面白い。必死に薩摩の行列を引き留めようとする神奈川奉行、振り回される幕閣、生麦事件に喝采する庶民たち、得意の薩摩藩士にほくそ笑む大久保、戸惑う久光と、それぞれの立場から観た事件を丁寧に描く相変わらずのお手並みを楽しんだが、このペースでは幕末を書き切れるのか心配になるなあ(苦笑)西南戦争までとは言わないがせめて箱館戦争までは頑張ってね。2019/07/30
hirokazu
5
P44の絵だけタッチが違うと思われた方もいらっしゃると思いますが、雑誌掲載時には枠外に以下の説明がついていました。「1962年、平田弘史・作『大いなる勝負』より。著者の了解を得て生麦事件の1コマを模写。(当時は『赤胴鈴之助』などが大人気の時代で、このリアルさに15歳のみなもとは腰を抜かした)」単行本編集の際に、ミスで落ちてしまったものと思いますが、次の版からは是非修正してもらいたいものです。2019/05/29
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