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内容説明
宸翰返納で揺れる水戸藩。遂には藩士同士の血なまぐさい事件にまで……。事態を収拾すべく、老公・水戸斉昭が指揮を執り始めるのだが……。歴史大河ギャグ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fonfon
11
桜田門外の変前夜、何度もそれ以前のお正月に戻ってエピソードを重ねられ1巻費やしておられます。あー、焦らされました。大久保って根っからの策士だったのですね。まさかのまどマギ手法、とみなさん書かれている意味が不明で、息子に昨日じっくり解説してもらいました。じりじり。。2012/05/07
森下司
8
まさかのまどマギ手法★桜田門外の変前夜、という巻。変以前に水戸ではすでに血が流れている、水戸一国だけでも紆余曲折と様々なエピソードがあった、薩摩では大久保が(計算ずくの?)賭けに、同じ頃遣米使節団に福沢諭吉が加わることになり、萩では晋作が松陰の死に「幕府をつぶす」決意を。幕末は同じ時系列のなかで様々な出来事が起こって、それが大きな事件、出来事へと繋がっていく、というのをこの漫画では実感できる。次はいよいよ桜田門外の変。実地検分を行った作者によると「成功したら奇蹟」だそうです、楽しみです。2012/05/01
DWAT
8
ようやく桜田門外の変へ(長かった‥)しかし、ここまでの水戸、幕府、薩摩、その他の紆余曲折を丁寧に拾うことによって、幕府弾圧⇒水戸ブチ切れ、などという単純な構図ではなく、それぞれの立場においてそれなりに必然的なものがあったのだということがわかった。マギカねたも、それまでにエピソードを何度も巻戻してだけに味わい深いwww こうして改めて事件の詳細を知ると、桜田門外の変は幕末の様々な軋轢と歪みが一点に集中し、そしてまたそれが歴史を奇跡的に動かした稀有な例だったのだなあ、と思う。2012/04/30
もくたつ(目標達成)
7
大塩平八郎の乱が哀しい。最上徳内は人徳の人。高野長英が悲惨な末路にならないといい。私の祖先、吉田松陰も出てきて続きが気になる。2017/09/30
ビスケ
7
「わーー、ついに桜田門外の変かあ」と思ったら、変寸前の水戸や薩摩、幕府のお話でした。幕末は特に短い期間にいろんなことが起こりまくってるから、描くのが大変だよなあ……。どれもこれも重要な出来事だから、できるだけ削りたくないというみなもと先生の熱い想いに涙。何度も正月に戻りつつ(まどマギ…)、それでもわかりやすくエピソードを交通整理しているところが、さすが匠の技。2012/05/04