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内容説明
外国船の来航、攘夷運動の高まり、そして安政の大獄。
時代が大きく変化しようとする時、桜田門外の変により大老・井伊直弼が暗殺され徳川幕府が大きく揺らぎ出した。
幕府を支えようとする勢力は京都の朝廷から皇女・和宮を江戸に降嫁させ、公武合体を図る。
一方の攘夷勢力はますます過激さを増し……風雲急を告げる幕末を描く歴史コミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
72
今回は皇女和の宮の将軍家への降嫁が中心に描かれています。この作家の女性はいつも可愛らしく描かれており、まるで少女マンガのようです。それに比べると男のほうは目が顔からはみ出ているような人物がいたり今回の岩倉具視のような如何にも陰謀家のような感じで描かれています。いつもながら歴史をよく勉強されていると思います。2015/09/01
てん
21
久しぶりによく知られた話題、和宮降嫁について。岩倉具視の暗躍が凄まじい。この人が幕府側の人物として存在していたら、歴史は変わったんだろうなあ。2015/08/30
Yamamon
15
岩倉具視の精力的な活動と情報網に驚嘆した。一方、幕府方は依然として内憂外患の厳しい状況にあるものの、漸くオールコックの信認を得て、遣欧使節団が実現する。なんとも、これが和宮降嫁と同時進行だったというのが物凄い。2016/10/09
ちゃきんさん
13
幕末のこのタイミングに朝廷側に岩倉具視という人物が存在したことが何だかすごい。子どもの頃、五百円札の人相の悪い肖像のイメージしかなかった岩倉具視でしたが岩倉がいなければ討幕、さらに明治以降の日本は大きく今と違ったかもと思わせるぐらい胆力と行動力を備えた人だったのですね。ホントに歴史の1ページ、一コマ一コマを見せてもらってる気がするマンガです。2015/08/30
きさらぎ
11
岩倉具視36歳大活躍の一冊。よく考えると幕府のために幕臣が頑張るように、普通に朝廷のために東奔西走八面六臂で頑張る朝臣なのにこの悪役感(笑)顔のせいか、ガラ悪すぎる関西弁のせいか。「くそったれ話がここまで進んできて(…)朝廷七百年の悲願がかかっとるんじゃい!!」まあ本心を明かさず手段を選ばない暗躍っぷりは、さすがに今回チャンス到来と久光を焚きつける大久保と張る。早くこの二人結びついて欲しい。桂も長州の兄貴感が出て来ました。暫く幕府目線の巻が続いた気がするので、画面を駈けまわる倒幕組が新鮮で楽しかった。2015/09/13