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内容説明
脚本家・三谷幸喜氏も激賞する歴史大河ギャグ、待望の「風雲児たち~幕末編~」。長州藩を脱藩し、旅に出た吉田寅次郎(後の松陰)は諸国で見聞を広め、しだいに目覚めていくが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんくまそ
15
旅する吉田寅次郎(松陰)童貞危機への嘘のような切り返し。面白すぎるが実話だからしゃあない。寅次郎のような直情径行至上主義は、明の王陽明から来ているんじゃないかな(司馬遼太郎がそんなことを書いていたかな?)。大塩平八郎は陽明学者だったしね。現状打破はいいんだけど、自分たちの正義に酔ってどんな手段でも正当化する単純馬鹿の源泉になっちまう面もあるんだよな。でも旅っていいな。精力のもとだな。2016/03/28
マッピー
13
たった10歳で長州藩の山鹿流軍学師範として大人に講釈していた天才少年だった吉田松陰。しかし本で得た知識は、あまりにも現実と乖離していた。それに気づいた松陰は旅に出る。西洋を知るために。それが藩の軍学師範としての筋だと信じて。会津で、教育の充実、つまり優れた人材を生み出すことが国家の安泰につながるとした実践を目にし、情報を共有することの大事を知る。この時はのちに会津と長州が敵同士となろうとは知る由もなかった。いったいどこで、歴史は血なまぐさい方に舵を切ってしまったのか。ちょこっと勝先生も出演。嬉しい。2018/02/03
すしな
10
123-21.吉田松陰の東北旅行って、池田屋事件で暗殺される宮部鼎蔵と一緒だったのですね。その後の長州の宿敵となる会津にも立ち寄ったりと、運命の歯車がぐるぐると音を立てて回っている感じがしました。また、高山彦九郎はやっぱ東国でも伝説の人だったんですね。松蔭の名前もそこから来てたとは意外でした2021/10/27
Masakazu Fujino
8
吉田寅次郎(松陰)を中心にした卷。松陰の号が久留米で亡くなった高山彦九郎の諡号からきていることを知った。しかし、松陰とは相当エキセントリックな人だったんだなとあらためて実感した。2019/10/16
ごゆるりと
6
再読。前読んだ感想文がなぜか消えてた😅 吉田松陰の生涯の前半部分がユーモアたっぷりに読みやすくまとめられている。松陰という名前になった由縁を初めて知って納得。2022/10/16