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内容説明
「桜田門外の変」で揺れ動く日本… 彦根、水戸、幕府を巻き込んだ内戦に発展してもおかしくなかった事変を、赤鬼・井伊直弼亡き江戸幕府はいかにおさめたのか? そのちょっと前、日本を離れアメリカに向かう一団がいた。大きな時代の転換期を迎えた江戸を描く、歴史大河ギャグ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロッキーのパパ
15
この巻は桜田門外の変の後始末と咸臨丸が二本柱。安政の大獄の強圧ぶりから一転して、幕府の弱腰にはなんとも。このまま倒幕まで転げ落ちていくのもわかる気がする。それでも、咸臨丸や若手の旗本を見ていると、倒幕派とは個人としての差はないと思う。組織の勢いの影響が大きいんだろうな。ある意味、幕末悲劇の人物ともいえる小栗忠順が本格的に登場した。どう描くか期待しよう。2013/05/31
DWAT
5
読メ登録1000冊目は、たぶん一番長くフォローしているシリーズのこれ(^^) 前半でようやく桜田門外の変の始末がついたが、これほどまでに幕府が徹底的に「変」をなかったことにしようとしたのは、ヘタレた幕府の弱体化を意味するものではなく、相当な危機意識を持って全力で対応した結果だったのではなかろうか、という印象が強まった。もしかしたら911のように幕府(除く大老一派)は襲撃の計画を知りつつも積極的にそれを見逃し、今後の内外の問題を打開するために消極的にそれをアシストしたのではないか、とすら思ってしまったわww2013/06/16
てん
5
歴史大河ギャグマンガ。でもきちんと色々なことを調査してあって、史実に反するところはなく、全く知らないエピソードもたくさん。現在22巻だが、まだ桜田門外の変が終わったばかり。戊辰戦争になる頃には何巻になっているやら(笑)。2013/06/02
もくたつ(目標達成)
4
吉田松陰が10歳で兵法の講義をする。蛮社の獄で日本の進歩は一旦止まる。勝麟太郎が世界に目覚める。2017/11/23
貴人
4
桜田門外の変完結。まさかのまどかネタは置いておいて、事件後のゴタゴタ辺りをしっかり書いちゃうところが、みなもと先生らしいところ。こんなんやってるから進まないんだよと思いつつ、流石にしっかりした歴史考証だと感心させられてしまう。そしていざ咸臨丸出航。ブルック船長だよりだったという話は聞いていたが、まさに海の男の気風を感じる。関係ないが、高田嘉兵衛や光太夫と同じく海の男にはこういう大きさが必要なのかもだ。2014/11/25