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内容説明
徳川幕藩体制が大きく揺らぐ幕末、島津久光上洛を機に始まった討幕ムーヴメントは、清河八郎や平野国臣ら中心人物たち捕縛・追放後も止まることはなかった。薩摩の過激派たちが京都に集結していることを知った大久保一蔵は、久光の命を受け彼らの潜伏先である寺田屋に赴き説得を試みる。しかし、話し合いは決裂。これにより薩摩藩士同士の凄惨な「同士討ち」の幕が切って落とされる……風雲急を告げる幕末を描く、歴史コミックにご期待を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん
29
寺田屋事件。やっと幕末の、メインの時期に入った感じがする。薩摩藩の内部抗争という程度の知識しかなかったが、発生前後の詳細な事情が描かれていた。血なまぐさい場面も多くて電車で読むにはちょっと気が引けたが。薩摩飛脚とか日向送りとか、薩摩には不穏なことがたくさん。2017/06/01
もくもく
16
薩摩藩の寺田屋騒動(1862年)の顛末で一冊でした。「寺田屋?龍馬は?」って思ったけど、そっちの寺田屋事件はこの4年後のことで、寺田屋・池田屋・近江屋なんてのが、ちょっと頭の中で混乱していました。(^o^) マンガになって登場人物たちの関係性も分かり易く興味深くまとまっていて、いいね! です。それにしても、これで一冊……この後には幕末のあの事件この事件が山のように並んで、土方歳三が五稜郭に散るまであと7年…ホントにこのマンガは終るのか? みなもと太郎(70歳)の健康は大丈夫なのか?2017/06/29
ロッキーのパパ
15
評価は★★★(満点は★★★★★) 寺田屋事件中心の一冊。幕末のチャンバラ部分は好きじゃないから斜め読みしちゃった。風雲児たちだけに新しい視点が提示されているだろうから、もったいない読み方だったかもしれない。読み返さなきゃ。2017/06/03
CCC
11
寺田屋事件はふたつあるが、そのうち島津家内紛のほうの話。壮絶だった。薩人マシーンの血を抑えられなかった悲劇。それはさておき清河八郎の迷惑人間っぷりには笑った。トリックスターってこういう人のことを言うんだろうなあ。2021/09/08
きさらぎ
10
1冊丸ごと寺田屋事件。辛い(苦笑)このシリーズは毎回「漫画って凄いなあ」と思わされる。帯に徳川家19代目家広氏の「人物の一人ひとりがちゃんと生きている」とあるが、小説やドラマではこれだけの人物を「人間」として生かすのは難しい。勿論漫画でも難しいのだが、島津久光、大久保一蔵、有馬新七、奈良原喜八郎といった中心人物は勿論、寺田屋にいた薩摩藩士たちや、真木和泉、平野国臣、黒田侯、清河八郎、久坂玄瑞、堀仲左衛門、小河一敏、田中河内介などがきっちりと書き込まれ、場所を与えられ、生きて主張している。早く次を読みたい。2017/05/30
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