出版社内容情報
小説家となり,若者を描いて21年.出版した本の数は360冊を越える当代の人気作家赤川次郎が,今年50歳を迎え,はじめて少年時代の読書体験,両親への思い,1冊の本,文章作法について読者に語りかける.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーむーさん
14
面白かった。赤川次郎さんの本をまた読んでみようと思った。2016/07/12
ツキノ
13
図書館の気になっていた本-その6 三十代後半に読書遍歴を語った「岩波ブックレット」からの加筆と、五〇歳になってからのエッセイ、さらに鶴見俊介氏との対談も。2016/03/23
波多野七月
10
『本は楽しい』このタイトルに出会った瞬間、うれしくなってしまった。人気作家、赤川次郎が自らの読書体験や自伝を語ったこの一冊。本や映画ばかり追いかけていた学生時代。目立たず、ほとんどが存在感のなかった十代の日々を見るにつれ。多作で知られる著者の、もうひとつの姿を見られた気がしました。子供向けのダイジェスト版について、こう語る場面がいい。〈子供が本好きになるようにと、「少年少女版世界名作全集」などを与えている親は、実は、せっせと子供を本嫌いにしているのです〉ファンでなくても、必見の一冊です。2014/10/12
たま
8
「分からない本はつまらない」といって相手のせいにするのは非常にもったいなく、自分の器の大きさを拡大するのは自分の責任である、という赤川さんの考え方に大いに共感しました。また、古典を読むことをすすめていらっしゃったのですが、日頃、古典も読みたいなぁと思いつつ何となく敬遠し気味であった私を鼓舞してくださりました。取っつきにくいと勝手に思っている古典だって、赤川さんの仰る通り「慣れ」れば親しみやすくなるのかもしれませんから、兎に角興味を持てば手にとってみるということから始められたらと思います。2012/09/14
内緒です
7
図書館で目に留まり、なんとなく借りた本。共感する部分がたくさんある。購入しよう。2009/12/10