文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](二十一)

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](二十一)

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 文藝春秋(2017/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909451

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。

2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

「もはや、すでに、死んだつもりよ」「いまのわしは、若いころの罪ほろぼしをしているようなものじゃ」……鬼平が自身のかなしみを吐露する「春の淡雪」ほか、著者自身が好きな作品ベスト5に選んだ「瓶割り小僧」など、全6篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

107
鬼平シリーズ短篇集の最後です。あとは長編と遺稿ということです。ここでは細川峯太郎がまたひょんなことから浪人盗賊を捕まえてまた探索型へ戻ったり、木村忠吾が浮気の虫がぞろめいての話があったりして笑ってしまいます。また盗賊の掟3か条を守るグループと血を見ることをいとわない急ぎ働きのグループとのやり取りに火盗改め方がからんでのはなしなどいつもながら楽しめました。2023/08/29

優希

49
盗賊を捕らえたと思えば新たな密偵が登場する。そこが面白いのですけれども。2023/03/17

金吾

39
○鬼平シリーズもあと僅かで少しさびしいです。「泣き男」「麻布一本松」「討ち入り市兵衛」が良かったです。2022/09/16

金吾

25
○忠吾と細川は出来る同心ではないかも知れないですが、周りをホッとさせる部分があるのかなあと思いました。まあ一緒に、仕事をしたらイラつくかも知れませんが2024/02/14

クキモン

18
安定の面白さ。盗みの三か条を守る正当派(?)の盗賊を捕まえる度に、密偵が増える・・・長谷川平蔵の人徳のなせる業ですね。2022/05/17

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