文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](二十三) 特別長篇 炎の色

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](二十三) 特別長篇 炎の色

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • 文藝春秋(2017/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909659

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。

2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

第23巻は、平蔵の身辺に大きな変化あり。謹厳実直な亡父・長谷川宣雄の隠し子が出現。平蔵は、腹違いの妹・お園のためにひと肌脱ぐ(「隠し子」)。夜鴉がしきりに鳴いた翌日、おまさは旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられる。「新しい荒神のお頭を手伝ってもらいたい。二代目は女だ。先代の隠し子さ」。先代の助太郎親分を思い出し、おまさの心が騒ぐ(特別長篇「炎の色」)。二人の隠し子登場で、新たなる物語が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
この巻では、1つの短編と長編が収められています。短編では平蔵の腹違いの妹がいることがわかり、それを隠したまま鬼平が引き取ることになります。長編では密偵のおまさが女盗賊の頭に気に入られという話で、最終的にはその盗賊一味を捕まえるものの頭は逃げてしまい今後に続くということなのでしょう(池波さんが24巻以降も書き継いでてくれればということなのですが)。最後に義理の妹と小柳という同心が一緒になるような‥‥。2023/09/06

優希

48
鬼平に2人の隠し子がいたことで新たな物語が幕を開けたようでした。未完なので次へと続くということでしょうか。2023/03/17

金吾

29
○新たに義理の妹が出てきます。素性を知らせぬまますんなりと鬼平と溶け込んでいったのはやはり鬼平の気配りが尋常ではないからなのかなと思います。おまさも大活躍の巻でした。2024/02/16

さく

14
お園が役宅で奥まわりの手伝いに。そして小柳安五郎と夫婦になった。今や平蔵の大切な部下と妹。お園は父の血をひき、様々な役回りも堂々とこなす力がある。辰蔵も武士として力をつけてきた。左嶋、忠吾、五郎蔵らも心強い。おまさが活躍した炎の色。お夏が復讐にくる日はいつか。いよいよ、次が最終巻。楽しみだなぁ。2021/01/25

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

12
2017年11月10日 初版。。。平蔵の異母兄弟が行き成り出てくる特別長編であった。平蔵が親父殿もすみに置けないのであった。しかしこの異母妹が長年働いてきた同心よりはるかに活躍する。2019/07/11

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