文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](十三)

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](十三)

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥790(本体¥719)
  • 文藝春秋(2017/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908720

ファイル: /

内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、若い頃、「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版を刊行。

第十三巻に収録されているのは以下の作品。

熱海へ湯治に出かけた平蔵。そこで供の老密偵・彦十が昔の仲間を見かけて…。『熱海みやげの宝物』
大川で商人と船頭を鮮やかな手なみで斬った男は、平蔵配下の同心だった。『殺しの波紋』
白昼堂々、同心の妻が暴漢に襲われた。手ごめにしようとした男の煩悩を描いた『夜針の音松』
血を流すことなく盗めを働く本格派の盗賊がわが子のために大店を狙った『墨つぼの孫八』
老いた掏摸が、偶然、抜き取った紙入れに入っていた意外なものとは。『春雪』
上方では名を知られた本格の盗賊一味が、極悪非道の賊と対決する『一本眉』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

93
今回は、「熱海みやげの宝物」と「一本眉」が印象に残りました。前者は、鬼平とその妻、密偵の彦十とおまさ、小者のを連れて熱海に骨休みに行きます。そこで彦十が知っている盗賊の片割れがいて、そこから話が進んで休みもままならぬということです。後者は木村忠吾がある酒屋で一緒になった男が盗みの三か条を守る大盗賊で他の盗賊を懲らしめるという話です。2023/07/08

優希

43
哀しくもあり、安堵もあり。鬼平に求めているのはそんな味なのかもしれません。2023/03/13

金吾

32
○鬼平シリーズは安定感がある面白さがあります。今回は悲しい話もありましたが、全体としてはやはり読んでいてホッとします。「夜針の音松」「一本眉」が良かったです。2022/07/29

金吾

26
○人間の深層心理も考えてしまいます。「夜針の音松」「一本眉」が良かったです。2024/02/10

しーふぉ

19
平蔵のダメ息子が成長してる!シリーズの最初より面白くなってる。2023/05/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11768067
  • ご注意事項