文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](十六)

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](十六)

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2017/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909109

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。
火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にしながら、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。
中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」が放送され、大きな話題になった。
2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やし、読みやすくなった決定版で順次、刊行する。
「影法師」「網虫のお吉」「白根の万左衛門」「火つけ船頭」「見張りの糸」「霜夜」の全6篇を収録。
新婚同心・木村忠吾の惚けぶりには、平蔵の皮肉も通じない(「白根の万座左衛門」)。一方、妻子を失った小柳安五郎は、平蔵の指示で、女賊と乱行を続ける同僚を監視する(「網虫のお吉」)。部下たちの様々な思惑に、平蔵の決断が冴える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

102
シリーズも約三分の二を過ぎつつあって、「剣客商売」の文庫本も再読し始めました。この中では、木村忠吾が新婚ほやほやでみんなにのろけるところが笑わせてくれます。やはり池波さんは鬼平にこのような部下がいるということでご自分も楽しんでいたのでしょう。「霜夜」という短編が印象に残りました。鬼平が若かりし頃に剣道の道場で目をかけていた人物がひょんなところから現れて、最後はほろりとさせてくれました。2023/07/26

優希

49
新婚だからか忠吾の惚気が凄いです。それをいじる鬼平も微笑ましく。他にもBLや悲しい話もあり、バラエティに富んでいました。2023/03/14

金吾

31
安定感ある面白さがあります。この巻は忠吾の色ボケぶりと「火つけ船頭」や「霜夜」のような悲しい話が印象的でした。2022/09/04

金吾

22
いろいろな部下が出てきます。忠吾は仕事では成長していますが、惚気が凄くシリーズのいい箸置きになっているように感じます。2024/02/11

しーふぉ

18
愛されキャラの木村忠吾も嫁取り。平蔵の体調不良が気にかかる。2023/12/10

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