文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](十) 〈10〉

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](十) 〈10〉

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2017/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908546

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

第十巻に収録されているのは以下の作品。

捕らえられていた賊が逃げ出した。手引きをしたのは役宅の内部を知る者。『犬神の権三』
借金取りになった元盗賊が人生の最後にとった思いがけぬ行動とは。 『蛙の長助』
盗賊の一味を尾行する平蔵。その後をつける男の姿が。『追跡』
かつて平蔵に助けられた絵師が、賊の探索のために腕をふるうことになった『五月雨坊主』
平蔵とは昔なじみの老密偵、相模の彦十が人情にからめとられて。『むかしなじみ』
名与力・佐嶋忠介が偶然、再会した男の数奇な運命が描かれる『消えた男』
平蔵が若い頃からなじみの老婆、お熊が事件に巻き込まれる『お熊と茂平』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

54
安定感があります。密偵、盗賊。同心たちから目が離せません。2023/03/11

アリス

30
安定の面白さ。2019/01/12

金吾

28
読んでいて清々しい気持ちになれる鬼平シリーズは何度読んでも飽きません。鬼平だけでなく取り巻く人間たちも人間味に溢れていい感じです。「むかしなじみ」「お熊と茂平」はいい感じでした。2025/02/24

しーふぉ

19
安定ですね。もう10巻になると感想も特になくなって来た 笑2022/11/13

あいくん

18
☆☆☆☆第10巻は「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「むかしなじみ」「消えた男」「お熊と茂平」が収められています。長助は掏摸ですが、危険なことはしません。よほど気が緩んでいる者しか狙いません。鬼平が茶店で熱い茶を飲み、だんごをたべるところが描かれます。 食べ物の描写もこの作品は多いです。紫蘇の葉をきざんでまぜた握り飯を鬼平が三個美味しそうに食べる場面もあります。 2020/12/21

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