文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](十七)特別長篇 鬼火

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](十七)特別長篇 鬼火

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2017/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909116

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。
火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にしながら、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。
中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」が放送され、大きな話題になった。
2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やし、読みやすくなった決定版で順次、刊行する。
第17巻は「特別長篇 鬼火」。
従兄から話に聞き、興味をそそられた平蔵は、駒込の「権兵衛酒屋」へ立ち寄った。
酒と一品のみの肴がうまいと評判だが、平蔵はそこに曲者の気配を感じる。
ほどなく、この店の女房が斬られ、亭主は姿を消す。
これを発端に、平蔵暗殺から大身旗本の醜聞へと、謎が謎を呼ぶ意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
今回は長編です。最初は駒込にある居酒屋の主人夫婦がいわくありげな様子で登場します。ただ事件が起こり夫婦を助けようとしたものの主人は逃げ妻は傷を負います。そこに出てくる人物などを追いかけたりしてあるいは鬼平を殺そうとする剣客が出てきたりしてかなり込み入った話になります。殺されたふりをして鬼平は自分の上司と連絡を付けたりします。大名がからんでの話で最後はややすんなり終わってしまうのですが途中は結構楽しめました。2023/08/05

優希

49
鬼平の感覚の鋭さに脱帽です。駒込の酒屋の女房は斬られ、亭主は失踪。謎が謎呼ぶ面白さでした。2023/03/14

金吾

34
◎鬼兵シリーズの中でもスケールの大きさ、謎の多さ、解決までの手間、伏線の繋がり等において好きな作品です。弥一郎はやや哀れに感じましたが、武家における家の大事さも伝わりました。2022/09/05

金吾

27
◎謎が深まるなか鬼平の活躍で解決します。かなりワクワクしながら読みました。2024/02/12

しーふぉ

18
やっぱり長編も良いね。大捕物ということでオールスターが活躍します。2024/01/11

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