文春文庫<br> 鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

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文春文庫
鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥740(本体¥673)
  • 文藝春秋(2017/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909840

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。

2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)。火盗改メの役宅にきた新しい[まわりの髪結い]、その名を五郎蔵といった(「ふたり五郎蔵」)。荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れずに……未完となった最後の作品「誘拐」。
「鬼平」全3編と尾崎秀樹「池波正太郎の文学」、さらに秋山忠彌「平蔵の好きな食べもの屋」、「ふたり五郎蔵」の池波正太郎による挿画を新たに収録した、決定版シリーズ最終巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

104
最終巻です。ここでは、表題作となっている未完の「誘拐」のほかに2作の短編が収められています。鬼平の義理の妹が同心の小柳の後添えとなる様子や鬼平を無きものにしようとするたくらみが語られています。表題作ではやはり以前お話で逃げた女賊が密偵おまさに絡んできます。途中で終わってしまって残念ですが、完成させてくれる人はいなかったのでしょうか?みんなしり込みしたのでしょうね。北森鴻さんの作品ではいくつか完成させてくれた人もいるようですが。2023/09/12

優希

53
遂に最終巻です。盛り上がってきたところで未完になってしまったのが残念でなりません。2023/03/17

金吾

31
おまさを通じ密偵の苦悩が伝わります。これからという感じの時に終焉なので寂しくなりました。2024/02/16

しーふぉ

20
シリーズ最終巻。お寺や神社など行ったことある場所や地名が、たくさんこのシリーズには出てきて、その場所を思い出しながら読むのが楽しかったです。他のシリーズにも手を出したい。2024/08/11

ガットウ

17
★★★★4.1点。1年半かけて全24巻読了!池波作品は剣客商売も梅安も未読なので、今後もぼちぼち挑戦していきたい。2024/10/30

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