文春文庫<br> 鬼平犯科帳 決定版(九)

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文春文庫
鬼平犯科帳 決定版(九)

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2017/04発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908379

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

第九巻に収録されているのは以下の作品。

わざわざ自分の人相書を平蔵へ届けさせた大胆な賊を平蔵が追う「雨引の文五郎」
女賊を見張る五郎蔵とおまさ。二人の間に育ったこころとは。「鯉肝のお里」
盗賊にも義理があれば、情もある。元盗賊の恩返しを描く「泥亀」
「これが最後か・・・・・・」と、平蔵が観念したほどの〔凄い奴〕との死闘が繰り広げられる「本門寺暮雪」
盗賊の頭が手下の女房に手を出した? 〔引き込み〕夫婦に災厄が起きる「浅草・鳥越橋」
鬼の平蔵に毒を盛る! 悪党たちの姦計はどんな結末にいたるのか。「白い粉」
平蔵が、その生涯で後にも先にも経験したことのない異変に遭遇する「狐雨」

巻末に 池波正太郎のエッセイ「私の病歴」」を特別収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
このシリーズも何度目かですがやはり安定の面白さで三分の一を過ぎました。印象に残ったのは女密偵と男の密偵を夫婦にしたりあるいは剣友であった岸井の仲人をしたりと結構下世話な感じも出してくれています。また危うく切られそうになったところを犬が相手の足を噛んで救ってくれたことでその犬を家に連れて帰ったりと今回は盗賊を捕まえることよりも他の愉しみがありました。2023/06/18

優希

47
祝言があったり、愛犬との出会いがあったりと思わず微笑みたくなりました。2023/03/11

アリス

35
五郎蔵とおまさの結婚かぁ…。 最後が狐つきという浮世離れな話で終わったが、おたおたする男どもを尻目に久栄の肝のすわったことよ。さすが鬼平の妻女。2018/03/21

金吾

29
○パターン化していても毎回楽しめます。「本門寺暮雪」「白い粉」が良かったです。 2024/02/07

出世八五郎

25
何年振りだか久しぶりにシリーズを手に取ったが滅茶苦茶面白かった。感動のあまり3大シリーズにシビレル序列をつけた。1位長谷川平蔵2位藤枝梅安3位秋山小兵衛~シビレル。凄い奴の短編収録。2020/11/30

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