文春文庫<br> 鬼平犯科帳 決定版(八)

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文春文庫
鬼平犯科帳 決定版(八)

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥790(本体¥719)
  • 文藝春秋(2017/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908362

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内容説明

江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。

火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。

中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

第八巻に収録されているのは以下の作品。

豪傑のような見かけなのに腕のほうはさっぱり、という浪人の身の上におこった顛末を描く「用心棒」
盗人と同心、男二人が命がけで心意気をみせた「あきれた奴」(「アニメ鬼平」第十二話原作)
悪いことをしながら善いことをし・・・平蔵の人情裁きもあざやかな「明神の次郎吉」
火付盗賊改方を襲う卑劣きわまりない男たちと鬼平が死闘を繰り広げる「流星」
「男と女のあのことの底は、まことにそも深え深えもので」。妙な色男の物語「白と黒」
平蔵の剣友、岸井左馬之助に嫁とりの話が・・・「あきらめきれずに」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
やはりこのシリーズは何度読んでも楽しめます。今回印象に残ったのは「あきれた奴」で鬼平の部下の小柳という人物が主人公となっているものです。いつもは「兎忠」という部下と密偵の何人かがよく出てきますが、時たまほかの部下の話が出てきます。これもその一環で、盗賊を捕まえますがその相棒をさらに捕まえるためにその盗賊を信じて自身の一存で解き放ちます。その間この小柳は半年間牢内にとどめ置かれます。最後はみなさんに読んでいただくとして‥‥。鬼平の部下も様々な人物がいます。2023/06/15

ともくん

56
いつ読んでも楽しませてくれる。 ただ、ひとつの難点は、以前読んだ物語のことが結構出てくるのだが、あまり良く覚えていないこと。 シリーズものだと仕方が無いと思い、諦めてはいるが.......2021/02/13

優希

49
今までと比較すると、鬼平がかなり動いています。しみじみとした人情味には欠けますが、その分痛快な面白さがありました。2023/03/08

金吾

36
○この時代の犯人捜索は現代以上に困難なのだろうなと思いました。「あきれた奴」「あきらめきれずに」が良かったです。2022/05/27

アリス

31
やっぱ鬼平はいい❗   満足・満足(^o^)2017/11/02

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