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内容説明
星座は古代の人々が季節や方位を知るために誕生し、やがてギリシアで神話と結びつけられ、今日我々の知るものへと発展した。本書では、全88星座すべての神話・伝承、エピソードの紹介を中心に、星座史や占星術との関係についても解説。また、春夏秋冬の夜空で見られる星座の観測ガイドも掲載している。
目次
第1章 星座の歴史(星座の誕生;星座の発展 ほか)
第2章 全八十八星座(プトレマイオス星座;ヘヴェリウス星座 ほか)
第3章 星座と占星術(占星術の歴史;現代の占星術)
第4章 星座観測ガイド―都会の夜の星座の見つけ方(星はなぜ動くのか―観測の基礎知識;春の星座 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リキヨシオ
27
「星空から時と方位が読み取れる」という現代では当たり前の星座の知識は四大文明以前でも常識として考えられていた。文字がない時代だったから子供達に口伝えにより星の位置をイメージと関連付けて教えるのが重要だった事からで星座が誕生した。プトレマイトスが48星座を定めたのは紀元前2世紀半ば…その後17世紀半ばまで変更がなかった。現在は88の星座が認められていて、本作は星空で確認できる全88星座の星座名、よく見える季節、星座イラスト、星座の解説などが掲載されている。2016/08/24
テツ
18
古の時代から夜空は人間に様々な物を与えてくれた。星の位置や角度から時間や方角を導き出すことができることは勿論、様々な空の様子は吉兆となり凶兆となり人間の運命すら左右した。そして幾億の星を繋げ神話と関連づけた物語を仮託する。ただ存在するだけの星たちは人間によってキャラクターとなり物語となった。物語を生み出すことは人間の存在とイコールだよなあ。この世界で唯一ホモサピエンスにだけ許された聖なる営み。あとどうでもいいけど蟹座の神話はなんとかしろ殺すぞ。こっちは聖闘士星矢の時点で蟹座であることに傷を受けてるんだよ!2017/08/23
いきもの
2
プトレマイオスの星座とその元となったギリシャ神話の紹介をメインとして、現在採用されている星座の歴史と神話と関係ない星座、あとは占星術の話をちょこっと。気軽に読める。2022/05/08
あらばまやまねこ
1
星空関係の検定の勉強をしているので、全部の星座の簡単な説明と神話が載っていて、便利です。西洋占星術についての説明もあるので、興味のある人は楽しめると思います。2018/07/23
鈴雨
1
元となった神話の複数記載は今まで読んだ本にはなかったので、親切だと思われます。見える時期や、逆引きもありがたいです。ただ以前読んだギリシア神話と名前が微妙に違っているので一読しただけではなじまなかった。外国語だから国ごと、発音の仕方によって名前の伸ばし方が違うのはしょうがないと思いつつ気になってしょうがない。やや神経質なたちなのかも知れない。2013/08/25