科学2024年7月号

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科学2024年7月号

  • 著者名:岩波書店『科学』編集部
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 岩波書店(2024/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

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内容説明

『科学』は、1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊され総合科学雑誌です。高度な研究成果を専門の枠を超えて紹介するとともに、2001年4月のリニューアル以来、社会と科学の関係を見つめ直すことに焦点をあて、さまざまな立場から問題を掘り下げてお伝えしています。第一線の研究者が自ら執筆し、研究成果を直接社会に還元していることも、本誌の大きな特徴です。
東日本大震災に続き、新型コロナウイルス感染症に見舞われるなかで、科学的知見と合理性にもとづいた議論が切実に求められています。科学と社会をつなぐことが本誌の願いです。

※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

目次

【特集】能登半島地震──海底・沿岸の活断層の論点
沿岸の隆起痕跡からわかる能登半島地震の履歴……宍倉正展
能登半島地震の震源モデル──モデルと被害分布の関係……纐纈一起

[活断層の認定]
2024年(令和6年)能登半島地震の想定と想定外……岡村行信・井上卓彦・佐藤智之・大上隆史・有元純
海底活断層の認定手法の転換を迫る能登半島地震……後藤秀昭

[大地の動き]
地殻変動から見た能登半島地震……鷺谷威
能登半島地下の流体の動き──群発地震との関係……中島淳一

[課題]
令和6年能登半島地震をめぐる予測の課題……鈴木康弘・渡辺満久
2024年能登半島地震:活断層の課題と広域地震活動……石橋克彦

[巻頭エッセイ]
「初めて」への挑戦──かぐや,SLIM,そしてLUPEX……大竹真紀子

モデル動物で解明する寿命とアミノ酸摂取の関係……小坂元陽奈・小幡史明
脳組織を創る──神経オルガノイド研究への誘い……坂口秀哉
がんとは何か──分子からのアプローチ4……野田亮

[連載]
3.11以後の科学リテラシー138……牧野淳一郎
日常身辺の確率的諸問題5 いつまで待てばよいのか?……原啓介
人間の言語能力とは何か──生成文法からの問い【番外編1】大規模言語モデルは人間の言語能力の解明に役立つのか?(前編)……岡野原大輔・折田奈甫

[科学通信]
研究者資料の活用をめざして――概要目録の標準フォーマット構築の試み……有賀暢迪・森本祥子・高岩義信

次号予告
表紙デザイン=佐藤篤司