科学2023年6月号

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科学2023年6月号

  • 著者名:岩波書店『科学』編集部
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 岩波書店(2023/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

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内容説明

『科学』は、1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊され総合科学雑誌です。高度な研究成果を専門の枠を超えて紹介するとともに、2001年4月のリニューアル以来、社会と科学の関係を見つめ直すことに焦点をあて、さまざまな立場から問題を掘り下げてお伝えしています。第一線の研究者が自ら執筆し、研究成果を直接社会に還元していることも、本誌の大きな特徴です。
東日本大震災に続き、新型コロナウイルス感染症に見舞われるなかで、科学的知見と合理性にもとづいた議論が切実に求められています。科学と社会をつなぐことが本誌の願いです。

※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

目次

特集 意識とクオリアの科学は可能か?

意識をもつのになぜ身体が必要なのか――身体的潜在経験の世界へ……田口 茂

クオリアの発達的起源……森口佑介

感情のクオリア――そのソワソワした感覚に何かメリットはあるのか?……小泉 愛

ロボットは感情クオリアをもつことができるのだろうか?……堀井隆斗

言語はクオリアを斉一化するために創発したのか?……谷口忠大

クオリアと言語……佐治伸郎

あなたの「赤」と私の「赤」は同じ?――自分のクオリアと他人のクオリアをつなぐ数理……大泉匡史

意識状態とは何だろうか――〈圏上の非可換確率構造〉による理解の試み……西郷甲矢人

意識に迫るべくクオリア研究を切り拓く 「アリス」から,さらに先へ〈番外編〉……土谷尚嗣・谷口忠大



[巻頭エッセイ]

意識の科学の系譜と最前線……土谷尚嗣



海の哺乳類のストランディング調査・研究からわかること……田島木綿子

光を99.98%以上吸収する至高の暗黒シート……雨宮邦招



[連載]

オープンサイエンス事始め――科学データは誰のものか6 データからの利益配分を認める生物多様性条約……有田正規

これは「復興」ですか?75 津島の避難指示解除と残った「わが家」……豊田直巳

数学者の思案13 数学者の時間感覚……河東泰之

リュウグウのささやきを聴く10 生命の材料ふたたび……橘 省吾

研究者,生活を語る5 ゆっくり急げ――みんなで遠くまで行こう……小町 守

3.11以後の科学リテラシー125……牧野淳一郎



[科学通信]

GALAXY CRUISE:市民と解き明かす銀河進化の謎……田中賢幸

磁気嵐によるスターリンク衛星の損失について……片岡龍峰

大気ドラッグ予測への挑戦――人工衛星の安定的な利用を目指して……陣 英克


次号予告

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