内容説明
モンゴルの首都、ウランバートルから北に100km。遊牧民の男の子、バタナーは草原でくらしています。バタナーの一家は、山羊や羊、馬を育てながら、たくましく生活しています。乳しぼり、家畜の世話、乗馬や大空の下でのごはん。モンゴルの大草原でのくらしはバタナーのお気にいりです。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの5巻目。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
69
ゲルで暮らす遊牧民、バタナー12歳。学校がある時は都会のおばさんのお家で暮らす。草原でのゲル生活と都会の生活とのギャップがすごい。家畜の糞は草しか食べないんだから汚くないと素手で集めることにビックリ。汚くないかもしれないけど、素手では、、、ゲル内では男の人、女の人、子どもの場所が決められていたり約束事などが書かれている。2021/05/12
のぶのぶ
30
このシリーズ、ブラジルに続けて2冊目。日本が当たり前でないことと、世界全体が豊かになっていることを感じる。草原には、学校がないため、学校がある時期は都会で生活をする。バレンタインデーでクラスの子に告白する授業、ハグの仕方を学ぶ、なんという授業だろう。競馬、弓、相撲は、今でも遊牧民の楽しみ。モンゴルは、地下資源が豊富で、都会と草原の生活のギャップがすごいそうな。この本のシリーズに紹介される子は、やはり裕福な子なので、これが当たり前ではないだろう。家畜を追うのに自転車とは。ゲルの中は男女に別れているそうな。2019/01/20
猫
14
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのモンゴル編。大草原で放牧しながらゲルに住む遊牧民の暮らしと、学校に行く期間の都会での暮らしと、ギャップある暮らしをどちらも楽しく過ごしている。自分で仕事を見つけて仕事をし、ちゃんとした将来の夢もあって、しっかりしてるなぁ。どこまでも平らなメネン平原の写真がすごく綺麗だった。2018/04/22
ツキノ
7
モンゴルの草原と学校のあるウランバトールでくらす12歳になった男の子、バタナー。表情がいい。カメラマンの清水哲朗さんはバタナーの家族と親戚同然とか。そんなつながりがあるからこその写真。モンゴルでは大学進学率は男性より女性が多いというのもへぇ~。2014/09/01
みなみ
4
大草原の生活と大都会のギャップが大きい。この本の子は、家の仕事に関わって将来の夢をしっかり持っているというのが凄いなあと思った。2017/08/11