内容説明
中国で2番目に長い川黄河の中流域にある河南省鄭州。中国文明発祥の地のひとつであるこの場所で、チューチンはのびのびとくらしています。チューチンは、変な顔をして人を笑わせたり、手品を披露したりすることが好きな明るい女の子。お父さんは芸術家で、山の中にアトリエをもっています。チューチンとお母さんは、母方の祖父母といっしょに暮らし、1週間に一度お父さんに会いにアトリエへ行きます。お正月になると、お父さんといっしょに父方の祖父母の家へ帰省し、いとこたちと遊ぶことを心待ちにしています。
将来友だちになるかもしれない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
72
すっごくひょうきんなチューチン。15年程前に行った中国と今の中国は大分違うんだろうな〜。やっぱり中国は春節は派手に祝うんだね。2021/12/20
のぶのぶ
35
中国とインドは、旅行に行ったので、現風景を見てあるので、親近感を感じる。中国は、20年ぐらい前に2回、行っている。観光もあるが、現地の方との交流もあったので、普通の家にも訪問をしてきたので、余計、身近に感じた。料理も懐かしい。学校は、六時間あるが、お昼に家に帰って食べてくるので、子供も教師も休憩時間がしっかりありそう。日本は、これがなくずっと仕事。ここを変えたい。中国も近代化され、豊かになっているが、まだまだ古きよきものが周りに混在しているようだ。やはり魅力がある国だなあ。また、行ってみたい。2019/03/03
ケディーボーイ
29
黄河の南にある河南省鄭州に暮らす、小学校5年生の女の子チューチン。 名字と下の名前が「朱鏡(チューチン)」。中国では自分の子供のことも、名字と下の名前を一緒にしたフルネームで呼ぶ。 学校の人数はやっぱり多い。60人以上のクラスはふつうらしい。 お父さん芸術家で嵩山にアトリエを持っている。 少林寺があるところなのか。 映画そのものの武術の修行。 旧暦の元日に帰るお父さんの実家までは車で2日かけて行くという。遠いな。そして日本の正月のようにグダグダ過ごす(笑)2022/03/08
猫
13
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズの中国編。おおらかで表情豊か。それでいて、大人に囲まれているので、空気を読むのが上手なよう。自立心を養うために家族別行動をすることは大けど、会えた時には嬉しそうに甘えるというのは、いい関係だと思う。一人っ子政策だけど、いとこはいるんだな。2019/01/11
ツキノ
11
中国の地方都市、黄河の南にある河南省鄭州に住む朱鏡(チューチン)は小学5年生。おとうさんは芸術家で離れて暮らし週に1回会いに行く。お正月休みが1か月あるとは!本を作ったエピソードとして2012年秋頃、北京では日本の本で紹介されるとうちの子の将来が心配、と取材を断られたとか…2016/02/13