内容説明
カンボジアの首都、プノンペンにあるタナム・チュロム村。スレイダーはこの村で家族とくらしています。お父さんとお母さん、やさしいお姉さんとかわいい妹。スレイダーは家族のことが大好き。家族みんなで力をあわせて生きる、笑顔あふれる毎日がスレイダーのたからものです。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの12巻目。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
75
このシリーズに出てくる子たちは本当に笑顔が素敵。物質的豊かさは圧倒的に日本だろうが心の豊かさは?2021/06/06
猫
13
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのカンボジア編。貧しい村で、電化製品もあまりなく、火事や仕事の手伝いで勉強は遅れていて、学校へは最近海外からの援助でようやく毎日通えるようになった…と、それだけ文字に起こして日本人の目で読むと本当に大変だと感じるけど、写真のスレイダー家族や周りの人たちの笑顔と毎日を一生懸命生きている姿はとても明るい。日本とは違う幸せの形があった。2018/08/16
ツキノ
8
スレイダー12歳。学校は午前の部と午後の部に分かれていて1か月ごとに交代ですって。そんなの教科書や観光ガイドには載っていないね。子どもの日に中央市場に連れて行ってもらい、高くてあきらめたオレンジのワンピース、もう一度お店の前を通ったら店員さんが声をかけてくれて、お父さんがねばりづよく交渉、半額になり買えたというエピソードが素敵。ポル・ポト政権時代の悲劇も書かれています。2014/09/04
おはなし会 芽ぶっく
5
4年生冬休みおすすめ絵本のブックトーク。国語科の教科書で紹介されてい本や単元、著者の本などを紹介。隣国、戦争・内戦がある国、貧しいと言われている国に絞って紹介。誰もが友達になれそうだし、自分たちと変わらない日常を過ごしているのに、そこには大きな影がある…。2023/12/20
うさっぴ
5
スレイダーの笑顔がとても魅力的。あとがきに書かれていたように、「人間にとってほんとうの幸せ」について考えるきっかけになった。2014/11/13