祥伝社文庫<br> 恩がえし 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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祥伝社文庫
恩がえし 風烈廻り与力・青柳剣一郎

  • 著者名:小杉健治
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 祥伝社(2021/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396347680

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内容説明

15年前、そして今――
忠犬シロが起こす奇跡。
救われた命と借りた六十両の恩を返すつもりが……
一家を見守る老犬が、悪を嗅ぎとる!

「15年前、一家心中を止めてくれた恩人を助けたいんです」――青柳剣一郎は、建具職人の茂助に懇願され、ある男を調べていた。
男は当時、犬の狆を売る商いをしていたが、今は廃業し見る影もない。さらに半年前、そこで働いていた番頭が謎の死を遂げていた。
探索を進めると、廃業の裏に数々の疑惑が浮上する。恩人は嵌められたのか――
そんな中、茂助の周辺にあやしい侍が現れ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

151
いつもよりほっこりして読み終えたのは忠犬・シロのおかげかも知れないなぁ(長生きしてね)また、六十両を「催促無しのある時払い」と、この言葉の重みを嚙み締めた。『貸す時は帰ってこないと渡す』よく耳にするが、なかなか割り切れないよね。何年経っても借りた事を忘れずにいた茂助が好い。当たり前のことが(借りたものは帰す)美しく感じるのは世の中が荒んでいるからか・・今回も安定のシリーズ第55弾だった。。2021/10/26

やま

76
家族を守り続けた老犬シロ17才が…。青痣与力こと南町奉行所風烈廻り与力・青柳剣一郎の活躍を描いた物語です。此度、茂助一家3人が、15年前に深川の吾妻橋から大川に飛び込んで一家心中をしょうとした所を愛犬シロが、狆の繁殖で大当たりしていた「狆小屋」の主人・市兵衛を連れて来て助けます。茂助は、借金20両が返済できず死ぬか、娘を売るかを迫られていました。市兵衛が、茂助に60両を渡し、名も告げずに立ち去ります。茂助が、15年ぶりに恩人を見つけて恩返しをと…。🌿続く→2022/03/12

とし

74
風烈廻り与力・青柳剣一郎「恩がえし」55巻。このシリーズ55巻にもなるんですね、15年前に一家心中を止め、督促無しでお金を用立ててくれた市兵衛、その恩を忘れなかった茂助、賢い犬のシロが繋いだ恩返し心暖まる物語でしたね。太助さんの活躍が無かったですね。2022/02/19

真理そら

47
長谷川様はいい加減アリバイ作りや工作の一環として青柳与力を使うのはやめた方がイイと思う(それにしてもロクな知り合いのいない長谷川様ですねえ)有能な青柳に不都合な真実を暴かれるのに決まってるんだし。今作は賢い犬が登場するので猫専門の太助はそれほど出番がない。美しい恩返しの物語で読後感が良い。2021/10/20

Abercrombie

5
ちょっと話を複雑にしすぎかな? 登場人物も多くて、後半の謎解きがごっちゃごちゃ。おかげで恩返しの感動がいまいちになってしまった。2021/11/09

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