内容説明
周次郎の女房のおきみが失踪した。実家の大店の質屋『甲州屋』の差金だと考えた周次郎は、亡父の今際の際の言葉を手がかりに、甲府へ女房捜しに向かう。だが、旅の途中、謎の刺客に襲われる。一方、悪質な金貸し妹尾別当を探る青柳剣一郎は、妹尾と『甲州屋』の関係を語る家訓に違和感を覚えていた。やがて江戸で起きた破落戸の連続殺しが、新たな事件の始まりに…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
108
風烈廻り与力・青柳剣一郎[破暁の道(上)]35巻。青柳剣一郎の娘るいと高岡弥之助、甲州屋の次男で勘当されている周次郎とおきみ、両者に起こる別々の件がやがて絡んで江戸と甲府で難事件が起こるが、またまた風烈廻り与力剣一郎に事件解決を命じる内与力の長谷川白郎兵衛憎々しいですね、一度ガッン一発食らわせて欲しいと願っておりますが。 2016/11/23
いつでも母さん
65
感想は下巻にて!2016/09/05
あかんべ
13
及川家のちゃちゃを、前回憂慮していたがやっぱりきたか。たくさんネタを振りまいて甲州に舞台が移りそう2016/11/02
goodchoice
6
いくつかの想いが錯綜する中、すべての鍵は甲府に絡んでいく。さあ、下巻でどう決着がつくのだろうか。2016/11/22
RAKUSI
4
悪質な金貸し妹尾別当を探る青柳剣一郎。周次郎の女房おきみが失踪した。実家の『甲州屋』の差金だと考えた周次郎は、甲府へ女房捜しに向かう。青柳の娘るいの想い人弥之助は甲府勤番に。謎は甲府に・・・下巻に続く。2017/01/19