双葉文庫<br> おれは一万石 : 10 無人の稲田

個数:1
紙書籍版価格
¥671
  • 電子書籍
  • Reader

双葉文庫
おれは一万石 : 10 無人の稲田

  • 著者名:千野隆司【著】
  • 価格 ¥539(本体¥490)
  • 双葉社(2019/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575669589

ファイル: /

内容説明

海賊船は正紀らの活躍で退治したが、頭の鮫五郎は海中に身を投げた。四千俵もの米俵と高級昆布類は行方不明になった。同時に後ろ盾になっていた磯浜屋伝兵衛も、捕縛の手を逃れて水戸城下から姿を消した。この背後には、水戸藩御側用人友部久左衛門の存在が大きい。友部は手に入れた金を、府中藩の世子問題に利用し、勢力の拡大を図っている。府中藩領内の行方郡には、一揆の火種がのこっていた。好評シリーズ第十弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

93
おれは一万石10作目 2019.08発行。字の大きさは…小。 この物語は、家付きの年上の妻・京と正紀の掛けあいを楽しみに読んでいます。 此度、京は正紀が江戸を離れて騒動の地・秋津河岸へ行くのに積極的です。それは府中藩(水戸徳川家 御連枝)の叔母・品の事を相当心配しているからです。 正紀は、今回 高岡藩の領地へ出向くのではなく、積極的に他領の府中藩の領地の騒動にかかわっていきます。 この先は、テレビの水戸黄門をやろうとしているのか?  次回を楽しみにしています。2019/10/11

kei302

37
最早、惰性で読み続けているシリーズ。読み続ける理由は3つ。①文字が大きくて読みやすい。これ大事。②年上の妻:京との会話や関係の変化(良い方へ)が興味深い。ご懐妊で、お腹をさすっている姿が微笑ましい。③その京の母:和の登場が増えてきて面白くなってきた。それと、何となく買ってしまう手ごろな価格。10作目、切りがいいのでこれでお別れしましょう。2019/09/20

はにこ

20
前作に続き、盗まれた米を探す。取り逃がした、海賊の頭、悪徳商人と黒幕。大川の殺人事件とも複雑に絡みあっていく。以前、力で一揆を抑えた府中藩はまたもや一揆。生きるか死ぬかの瀬戸際である農民達が、生々しくもリアルに描かれていたと思う。とうとう海賊と悪徳商人を仕留め、一揆も抑えた正紀。仮病の多さがむしろ笑えてしまうけど、今回も一件落着で良かった。2020/10/23

hiyu

8
前作からの流れがある。四千俵の米俵を捜索するとともに府中藩の世子問題が絡んでいく。落ち着くところに落ち着いていくが、当時の経済における米の二重三重の性格、位置づけを想像すると、市場経済をどう制御していたのか。その興味も尽きない。2019/09/22

高橋 (犬塚)裕道

6
星3.5。昨日登録するのを忘れた。面白かった!2023/12/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14035031
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数28件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす