内容説明
寛政四年七月、高岡藩井上家当主正紀に、公儀からお国入りの許しが出た。藩主として初の帰国とはいえ、参勤交代の費えに一同が頭を抱える中、麻布笄橋を火元にした大火が江戸の町を襲う。武家地を中心に大きな被害が出た翌朝、様子を見に足を運んだ正紀たちは、焼け跡で一枚の富札を拾うが、この札が思わぬ事件に繋がり──。大人気シリーズ第33弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
17
2025年7月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ33作目。猛火の襲来、小石川御門、二等の富札、定信派老中、世子の廃嫡、できた御仁、の章で構成。参勤交代の費用を捻出する正紀たちが、遭遇した火事場での事件を解決する。といういつもの悪巧みの跳ね返しではない人助けで事件にかかわることに。情けは人のためならずを地で行く展開が楽しい。正紀たちは真っすぐな性根を持つ武家です。2025/07/31
Abercrombie
2
足りない参勤交代の費用、火事場で斬殺された高松藩士、焼け跡で拾った当たり籤。三題噺のお題のようだが、これで話の先は予想出来てしまう。金策シーン少なめ、高松藩の後継をめぐる定信派との戦いも、そう大袈裟なものとはならず、あっさり読めてしまった。 2025/08/08
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