内容説明
ウォルテニア半島へ帰還した御子柴亮真は、領主としての雑事に追われながら自分が率いる軍隊の強化を目指していた。主であるローゼリア王国からいずれ独立しようと考える亮真は、その布石としてローゼリア領内での情報収集のため腹心のケビンたちを潜入させる。いっぽう、戦後の混乱から治安が悪化したローゼリアでは、組織の暗躍によって住民の不満がたまり爆発寸前の状態となるが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
ウォルテニア半島へ帰還した御子柴亮真は、主であるローゼリア王国からいずれ独立するため、着々と布石を打ってゆく第十一弾。亮真の置かれている状況や相手方の思惑などもそれぞれ描かれていて、戦後の混乱したローゼリアの状況やら貴族たちの圧政、亮真だけでなく組織も暗躍しての扇動もあったりで、国民の不満が溜まっていって爆発しそうな状況がよくわかりましたが、でもちょっと展開が遅いですかね(苦笑)先に繋がりそうな布石もいくつかありましたけど、次巻あたりでそろそろ華々しい大きく動くような展開も期待したいところではあります。 2019/03/11
こも 旧柏バカ一代
16
隣国に侵攻して来たオルテニア帝国を退却させ自国に戻るが、、女王ルピスの政治は本人に資質が無いのと、組織の須藤達が胎動して欲深い貴族を唆して住民達に重税を課して行かせる。どんどん国は衰退していき平民のルサンチマンは昂って来ている。そんな混乱の火種が燻っている。国を横目に御子柴亮真は独立を目指してウォルテニア半島の海路を利用して隣国との交易を模索して、資金を稼ぎ内政を安定させ、軍備も増加させる。 コレに須藤率いる組織、御子柴浩一郎と飛鳥の居る宗教組織がどう絡んでくるだ?2018/11/23
爺
6
内政重視になりそうだと思っていたが、まったく違った。御子柴亮真の動き自体は、独立へ向けての蠢動というレベルに留まり、国内の不穏な空気の醸成を描いた巻。さてさて、次巻はどうなる?2019/04/28
nawade
5
★★★☆☆ Web版が進んでいないせいも有るのか、前巻からイピロス奪取編に突入しているものの、本巻も溜めの回。Web版では唐突に思えた展開を埋めるべく、新登場となるキャラの描写や伏線を色々と加筆していた。そして、亮真の魔の手が愚かで善良なルピス王女に迫る!?何処まで亮真の策謀で何処まで須藤の策謀なのか?2018/11/23
Abercrombie
5
○ ローゼリア王国乗っ取りの手始めとして、北部十家を叩き潰す!と宣言つつも、まずは調略からというのが主人公らしいW 【ザルツベルク伯爵家の双刃】と謳われる勇者2人が、どちらも不遇を強いられてるってのは出来すぎな気がする~。今回は爺さんと従妹のパートなし。2018/12/23
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