内容説明
御子柴亮真が守りを固めるイピロスの町に押し寄せる、ルピス女王率いる20万のローゼリア軍。
多勢に無勢、亮真ひきいるウォルテニア軍の敗北は目前と思えた。
しかし、亮真は城塞都市イピロスに周到にワナを仕掛けていた……。
青年君主の飛躍を描く異世界戦記、転機となる第19巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
御子柴亮真が守りを固めるイピロスの町に押し寄せる、ルピス女王率いる20万のローゼリア軍。多勢に無勢の状況で城塞都市イピロスに亮真周到に仕掛けていた罠が待ち受ける第十六弾。亮真の支配を拒んだ五万もの難民の受け入れ、城塞都市イピロスがローゼリア軍で受けた甚大な被害、そしてデルフィニア半島で待ち受ける堅牢な要塞の攻略。大軍ではあるがゆえに北部討伐軍が抱える様々な不安要素を突いていく展開ではありましたけど、次の一手で戦局がどう動くかですねえ。討伐軍に同行する飛鳥もそれそろ亮真と合流して欲しいところではありますが。2021/09/12
こも 旧柏バカ一代
21
遂にルピス女王との決戦かと思ったら。イピロスからの避難民を女王軍に押しつけて相手の兵糧を圧迫。女王軍が戦線と想定していたイピロスを空城→火計。しかも金品と食糧を豊富に残した状態で3万の兵力と共に焼き討ちする。目の前で食糧を燃やされた避難民のルサンチマンは溜まる一方。 さらにウォルテニア半島の入口に長年建築していた要塞で防衛戦を行うが、、 女王軍は力押しだけの突撃を繰り返して出血を強いられ、ドンドン食糧の備蓄が無くなっていく。戦況は御子柴軍が圧倒的に有利な状況だが傍目からは女王軍が圧倒しているように見えて2021/07/19
Abercrombie
3
戦争が始まっても、中身のほとんどは、どうでもいいひとりごとで占められる。今回も安定のがっかり巻。2021/08/27
おやぶん
2
ルピスと亮真の戦いが繰り広げられている。 今作ではまだ結果がでないので次回を楽しみに読みます。2023/12/15